ダルメシアンの臭い対策は?臭いと思われないようにするケアの方法とは

白地に黒のブチ模様が美しいダルメシアン。


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

スリムで長い足も魅力的で、青い空と広い海をバックに砂浜を歩く姿が絵になるような優雅な犬です。

そんなダルメシアンが「臭い」と言われているって本当?!
今日は、そんな意外な噂を聞くダルメシアンのニオイについて考えてみましょう。

臭いと言われる原因と対策についてご紹介します。

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ダルメシアンの「臭い」はどんなニオイなの?

人間だと、体臭の原因は汗のニオイが一番多いでしょうか。

そのほかにも、タバコやお酒、コーヒー、ニンニクなどからくる口臭も原因になりますよね。

でも、犬は汗をかくことはほとんどありません。

タバコもコーヒーも関係ないし、ニンニク料理も食べませんね。

それでも時々、「うちの犬は臭いのよ〜」と言う飼い主さんがいます。

どんなニオイなのか聞いてみると、人間のワキガみたいな感じなのだとか。


私はダルメシアンからそんなニオイを感じたことはなかったので驚きましたが、そんなニオイがしてくることもあるのだそうです。

ダルメシアン、ニオイの原因になるのは皮脂汚れ

人間で考えられるニオイの原因がダルメシアンに当てはまらないとすると、一体原因は何なのでしょうか。

ダルメシアンが臭いと言われてしまう原因は、実は皮脂にあります。

皮脂が分泌され、周りの細菌と混ざり合うことで、人間のワキガのようなニオイが出やすいと言われています。

犬は全身が毛に覆われていますし、オシッコやウンチをしてもトイレットペーパーで拭き取ったりしませんよね。

少しずつ色々なニオイがたまって臭くなってしまいやすいのです。

また、皮脂だけでなく、皮膚に炎症を起こしている場合にも、ニオイが出ることがあります。


気になる傷や、突然何度もなめるような場所があるようなら、動物病院で診てもらう必要もあるかもしれません。

放っておくと悪化してステロイドなどの強い薬を飲まなければならなくなったりしますので、注意してあげたいですね。

うちの犬も、我が家に来た時は歯肉炎、外耳炎、膿皮症になっていたので、ほおずりしようと顔を近づけるとドブのような口臭が漂っていたし、耳に鼻を近づけるとツーンとした刺激臭のようなニオイがしました。

膿皮症は毎日の薬浴、外耳炎は病院で徹底的な耳掃除、歯肉炎はひどすぎたので、去勢手術の時に抜歯とクリーニングをしました。

治療のためにステロイドと抗生剤も飲ませなくてはならず、体への負担もずいぶん心配しました。

ダルメシアンの臭いニオイを軽減する対策とは

前の項目でお話ししたように、「臭い」と言っても、体の汚れである場合と、病気に関係している場合とかあります。

それぞれに対策は異なりますか、まずはご自分のダルメシアンを清潔に保つことを心がけてみましょう。

*散歩の後はブラッシングを行う

ダルメシアンの毛は真っ直ぐに伸びて体に張り付くように生えているため、他の犬種とは違い、毛玉かできるようなことはほとんどありません。

しかし散歩の時に草むらに入って汚れたり、砂ぼこりで毛にホコリが付着したりすることが多くあります。

これらは皮脂汚れにつながるので、散歩の後はラバーブラシなどで軽くブラッシングをして汚れを落としてあげてください。

ブラッシングは、汚れ落としだけでなく、皮膚の異常などにも気づけることがあります。

愛犬とのスキンシップにもなりますので、ぜひ行ってくださいね。

*ウンチやオシッコの後も清潔に

排泄の後も、お尻などを清潔にしてあげましょう。

排泄物の汚れから、ニオイにつながることもあります。

我が家では、家でオシッコはするのですが、ウンチはほとんど外なので、散歩から帰ったらお風呂場に直行し、足やお腹、お尻周りをシャワーで流しています。

ついでに、看護師さんから「口周りも食べ物で汚れやすい」と聞いたので、口の周りや、目ヤニが気になる時は目の下も洗っています。

他の飼い主さん達の話を聞くと、外であっても、ウンチの後にウエットティッシュなどでお尻をきれいにするという人もいました。

ワンコさんにも色々性格があって、濡らしたタオルで拭くだけでも嫌がって怒る子がいるようです。

清潔に保つためには、子犬のうちから慣らせておくのがおすすめですよ。

*月1回くらいを目安に全身シャンプーをする

ダルメシアンだけでなく、犬の皮膚はとてもデリケートです。

うちの犬は、膿皮症と診断された後、毎日薬用シャンプーで全身を洗っていました。

今も再発を防ぐために週1回シャンプーしています。

ただし、特に皮膚病などで獣医さんから指示が出ていない犬の場合は、頻繁にシャンプーすることで逆に皮膚を傷めてしまうことがあります。

ニオイが気になるようであっても、全身シャンプーは月1、2回くらいが理想だと言われています。

ちなみに、私の周りの大型犬は、月に1回のシャンプーのようです。

いつも会う犬仲間の1人がトリマーさんなので、そこでお願いしてシャンプーしてもらう飼い主さんがほとんどです。

*耳掃除や歯磨きもしっかりしよう

ダルメシアンは垂れ耳なので、耳の中が蒸れやすく、立ち耳の犬よりも外耳炎などの病気になりやすい傾向があります。

こちらもシャンプーと同じで、月1回くらいは耳掃除をしましょう。

うちの犬は外耳炎も経験していますが、外耳炎になると毎日点耳薬を使って耳掃除をしなければなりません。

膿皮症の薬浴と外耳炎の耳掃除で、一時は本当に大変な毎日でした。

そのため今でも耳掃除は週1回行っています。

清潔に保ってあげれば再発は防げるのですが、できれば初めから予防をしっかりして、病気にならないようにしたいですね。

歯磨きも同様です。

歯磨きは毎日行うことをおすすめします。


うたの犬は歯ブラシを拒絶するので、歯磨きシートに犬専用の歯磨きペーストをつけて磨いています。

磨いたシートを見ると黄色く汚れが付いているので、歯石にならないうちに取り除く必要があるなぁと、いつも実感しています。

歯石が付くと、口臭がひどくなるだけでなく悪化して歯を抜かなくてはならなくなることもあるので、歯磨き対策もしっかり行ってあげてくださいね。

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ダルメシアンの臭い対策は?【まとめ】

・ダルメシアンはワキガのようなニオイがすることもある
・臭い原因は皮脂汚れ
・病気で臭いニオイが出ることもある
・月1回目安でシャンプーと耳掃除をしよう
・歯磨きは毎日して口臭や歯石を予防しよう

ダルメシアンが臭いと感じる時、そこには様々な理由がありますが、まずは体をきれいに清潔に保つことを心がけてみることをおすすめします。

でも、必要以上に神経質にならなくても大丈夫です。

行き過ぎた清潔感は、免疫力を低下させ、かえって弱い体にしてしまいます。

適度な自然界の不潔さも必要なのです。

丈夫な体をつくるため、良い食事と定期的なケアで、しっかり対策してあげてくださいね。