寒中見舞いの差出人を連名で書き方は?宛名の書き方を解説します

最近ではメールやラインでのやり取りが増え、ハガキを書く機会が減っていますね。

ですから、いざハガキを書こうと思っても、差出人情報や宛名の書き方、ハガキの向きなど、正しいマナーについて悩むことがあるかもしれません。


この記事では「差出人情報の書き方」「相手の情報の書き方」「ハガキと向き」についての解説をしていますので、ぜひご覧ください。



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寒中見舞いの差出人を連名で書き方は?

ハガキは相手の住所や名前を書く面を「表面」、本文を書く面を「裏面」といいます。差出人の名前や住所に関しては「表面」「裏面」どちらに記載しても構いません。

また、家族の名前を連名で書くことも構いません。

書くスペースは、差出人の情報が少なくコンパクトに収まる内容であれば「表面」の左下スペースに記載した方が良いでしょう。

そのほうが「裏面」の本文のスペースを多く確保することが出来ます。

差出人の情報が子供の名前まで家族全員を連名で書く場合など、大きなスペースが必要なときは「裏面」に本文の後に記載すると良いでしょう。

ただし、「表面」「裏面」どちらにも記載するのは執拗に感じてしまうので、片面にのみに記載するようにしてください。

また、出産などで子供が生まれた際には、子供の名前にふりがなを振ると良いでしょう。

また、喪中で寒中見舞いを出す際に子供の名前を記載するか迷われる方もいるかと思います。

基本的には喪中関連の手紙を出す際は、子供の名前は記載しない方が良いでしょう。悲しい内容ですし、大人同士のやり取りになりますので子供はあまり関わりがありません。

ですから、一般的には喪中関連のハガキに子供の名前を書きません。



相手の情報の書き方

ハガキで相手の方の住所や名前を書く際は「表面」に大きく読みやすい字で記載しましょう。また、名前の漢字の間違えは大変失礼にあたりますので注意してください。

住所を書くときに都道府県名を省略しても良いですが、目上の人に送る場合やビジネスの取引先など、丁寧な印象を与えたい場合は省略せずに書くほうが無難かもしれません。

また、相手の名前を書く際は「敬称」を正しく使いましょう。基本的に個人の名前に敬称を付ける際は「様」が良いかと思います。

「殿」という敬称もありますが、この敬称は目上の方に使ってしまうと失礼にあたる敬称なので、気を付けましょう。

また、企業などの組織に対して送る場合は「御中」という敬称を使用します。

間違った敬称を使ってしまうと「常識がない」と思われてしまうこともあるので注意してください。

複数人に対しハガキを書く際は「連名」で書くことがありますね。家族に対し連名で記載することは可能ですが、企業宛のハガキで個人の名前を連名にすることはNGですので気を付けてください。

企業の複数人に送りたい場合は、一人ひとりに個別でハガキを送るか、「部署名 御中」「企業名 御中」のように個人名を出さずに送ると良いでしょう。



ハガキの向きは縦書き?横書き?

ハガキの使い方に決まりはなく、縦書きでも横書きでもどちらでも構いません。

ただし、「表面」と「裏面」の書式は必ず統一させなければなりませんのでご注意ください。「表面」が横書きであれば「裏面」も横書きに合わせる様にしてください。


日本の古くからの文章の書き方は「縦書き」です。ですから「縦書き」で書いた方がより丁寧な印象になるため、礼儀に厳しい相手に送る場合は縦書きで書いたほうが無難かもしれません。




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寒中見舞いの差出人を連名で書き方は?【まとめ】

ハガキを書く際には、「喪中の時は子供の名前を書かない」「宛名での敬称の使い方」「ハガキの向きは裏表統一させる」など様々なマナーがあることが分かりました。

また、正確に定められていないマナーもありますので、シチュエーションや送る相手との間柄によって、対応を変えなくてはならないものもありました。

最近ではハガキを出す機会が減ったため、特に若い方はこういったマナーを知らない方も多いかと思います。

「一般常識」として知っておくと、今後もビジネスの相手に寒中見舞いを送る際などに役に立つかと思います。