お盆の送り火が雨の場合の対処法!小雨の場合は決行?代用する物は?

お盆は、年に一度ご先祖様や家族の御霊が我が家に帰って来られるという、昔からずっと受け継がれてきている年中行事のひとつです。


お盆の大きな流れは、ご先祖様を家に迎え数日ともに過ごし、送り火で見送ります。



ここでは送り火の日が雨だった場合はどうすればいいのか?についてみていきたいと思います。


結論としては盆提灯で代用できるのですが詳しくは本文でご紹介しますね。

また迎え火・送り火は何日の何時にするのか、やり方、その意味についてもこの機会に改めておさらいしたいと思います。

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お盆の送り火と迎え火の意味とは?

お盆はご先祖様を我が家に迎えて、家で供養する期間です。
迎え火でご先祖様をお迎えすることを精霊迎えと言い、お盆の間一緒に過ごしたご先祖様を送り火でお送りすることを精霊送りと言います。


迎え火はご先祖様が道に迷わず家に帰ってくるための目印となり、送り火はご先祖様が迷わず天国に戻れるようしっかりと見送るためのものです。


ご先祖様の帰りを楽しみに想う気持ちが表れていて、心がポッと温かくなりますね。


お盆の迎え火・送り火が雨の場合はどのように対応するの?

ご先祖様が帰ってくるお盆の間、気持ちの良い晴れのお天気が続けばよいのですが、運悪く雨の場合など悪天候になることがあります。



小雨であったり、傘で雨よけが出来る状態であれば、送り火をすればよいですし、難しいようであれば、盆提灯に火を灯して家の出入り口や仏壇のすぐ近くに飾って代用とすることができます



このとき初盆の場合は白い提灯を使わなければならないので、気をつけてくださいね。


天気の様子を見て 雨天順延ということもあるのかな?と調べてみましたが、よっぽどのことが無い限りそのようなことは無さそうです


ちなみに送り火のひとつである京都五山送り火は、雨天であってもなにがなんでも決行するそうです。


送り火をしなければずっと家にいてくれるのかな?それもいいかも…なんて思ってみましたが、たぶんそのようなことは出来ないでしょうから、決まった日に送り火をしたほうが、ご先祖様も迷わなくていいかもしれませんね。


私が子どもの頃、祖母が迎え火・送り火を焚いていた記憶がうっすらとあります。


しかし、時代の流れやだんだん簡素化してきて、我が家は近年では雨天に関係なく、盆提灯に火を灯して迎え火・送り火としています。


また、玄関口で火を焚くのが難しいマンションやアパート住まいが多くなっている現在では、盆提灯を代用とすることが多くなっているのではないでしょうか。




送り火・迎え火は何日の何時にするの?

お盆の期間は大きく分けて、2とおりあるようです。


ひとつは7月13日から7月16日、もうひとつは8月13日から8月16日だそうです。


私の地元ではお盆は8月ですし、主流は8月のようですが、東京の一部で7月のところがあるらしいです。地方によって違いがあるようなので、柔軟に対応してくださいね。


ここでは、一般的な8月のお盆でみていきましょう。
まず、迎え火を焚くのは、8月13日の夕方が一般的です。
夕方の薄暗くなった頃に、ご先祖様に帰る家の目印になるよう、玄関口で迎え火を焚きます。


次に送り火ですが、16日の夕方が一般的のようですが、私の地元では15日の夕方でしたので地方によって違いがあるようです。


お盆の間一緒に過ごしたご先祖様が、迷わず天国に戻れるように、玄関口で送り火を焚きます。





迎え火・送り火に用意するものとやり方について


用意するもの

(1)おがら
麻の皮をはいだ後に残る芯を乾燥させたもので、中は空洞になっています。お盆の時期にはホームセンターやスーパー、花屋で売られています。
麻は神聖な植物とされ、燃やすことで周囲の空気を浄化すると言われているそうです。


(2)焙烙(ほうろく)
素焼きの土器で、ない場合には耐熱の平皿を代用することもあります。

おがらと焙烙がセットになったものが、ネット販売もされているようです。


やり方

迎え火も送り火も、家の玄関口で、焙烙におがらを乗せて火を点けます。

お墓の前で迎え火をし、提灯に火を灯しながらご先祖様と一緒に家に帰るというやり方もあるようですが、お墓が近くにない場合もありますし、玄関口で行うのが一般的だと思います。

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まとめ お盆の送り火が雨の場合

このたび、雨の場合の送り火が盆提灯で代用できることなどを改めて調べて、今年のお盆は今までよりももっと丁寧な気持ちでご先祖様と過ごせたらいいな、と思いました。


昔ながらの風習を守っていくことは大事なことですが、その意味合いを理解しながら私たちの環境、状況によって、臨機応変な迎え火・送り火をすれば良いと思います。


ご先祖様のお帰りを楽しみにしてお迎えし、数日間ともに過ごし、名残惜しみながら天国へお送りするという温かい気持ち自体には、なんら変わりはないと思います。


今までは、母に任せっきりだったお盆の用意も、進んでやろうと思います。
今年はおがらと焙烙も、買ってきます。


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