ハムスターの寿命は短すぎる?平均寿命と長生きさせるためのコツを解説!

私がハムスターを飼っていたのは小学生の頃でした。

数年間の短い間に、たくさんの思い出を残してくれました。

2匹のゴールデンハムスターの「ターボ」と「マーブル」が我が家にやってきて、そして辛い別れの日がくるまでの時間は、私の人生の歴史の中でほんの一瞬の出来事のように短い間だったと思いますので、猫や犬に比較すると「ハムスターの寿命は短すぎる」と感じる方が多いのも無理はありません。


ハムスターを飼っている家庭は私の周りにも多く、公共施設でも飼われている姿をよく見かけます。

見た目も可愛く癒やされるハムスターですが、長く生きるという印象を持っている方は少ないと思います。

果たして、ハムスターは平均でどのくらい生きるのでしょうか?
今回はハムスターの寿命について触れていきたいと思います。

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ハムスターの寿命は短すぎる?平均寿命!

ハムスターにも種類がありますが、私が飼ってゴールデンハムスターを含めて、ほぼ全てのハムスターの寿命は2年から3年とされています。


生活環境によって変化はすると思うのですが、一般的には平均より短くなることはあっても、長くなることはあまりないようですね。

我が家にいた「マーブル」は2年程で旅立ち、「ターボ」は3年ぐらいで旅立ちましたので、今思えば平均寿命通りに生きていたことになりますね。

ハムスターはオスのほうが若干長く生きるとされています。

ちなみに「マーブル」がメスで、「ターボ」がオスのハムスターです。

私の知っているハムスターの中で一番長く生きたのは、近くの公民館で飼われていたゴールデンハムスターだったのですが、おそらく5年は生きていたと思います。

多くの人に可愛がられていたことが何かしらの影響を与えていたのかもしれません。

やっぱり例外はあるものですね。

参考までに、ハムスターの中でも「クロハラハムスター」という大型のハムスターについては、平均寿命が8年と他のハムスターに比べると相当長いようです。

まだ日本には普及して新しいほうなので、短すぎて毎回別れが辛いという方は、チャンスがあれば手に入れて見て下さい(笑
次にハムスター達の過ごす時間と私達の時間の比較について書いてみたいと思います。

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ハムスターの寿命が短すぎるのはなぜ?

100年時代と言われている私達ですが、僅か3年ほどしか生きられないハムスターの一生は本当に短いものであるといえます。

ハムスターだけに言えることではありませんが、なぜそんなにも短いのでしょうか。

ハムスターは一生の間に約15億回心臓が動くとされており、心臓が動く回数は実はゾウなどの大きな動物と一緒なのです。

一生で心臓が動く回数は同じなのに、なぜハムスターは3年でゾウは数十年生きるのかと疑問に思うところですが、答えは心拍数にあります。

私達と比較してどのくらいでしょうか?
私達人間の心拍数は1分間で約60回から80回、ゾウは約40回くらいですが、ハムスターはなんと1分間で約500回と私達の数倍の速さで動いています

その結果、心臓が動く上限が早めに来てしまうということなのですね。

そのうえ強いストレスを感じるとさらに心拍数は早くなってしまい、その分寿命は短くなっていきます。

ハムスターの1日は人間の4時間くらいと言われています。

彼らに流れる時間は、私達の数倍の速さであるということを覚えておき、1日1日を大切に過ごさせてあげましょう。

私もそれを意識してあげていれば、もっと大切にしてあげられたかもしれなかったと胸が痛みますね。

次にハムスターの寿命が終わりに近づいている兆候について触れたいと思います。

ハムスターの別れのサイン

どうしても避けられないのが辛い別れです。

ハムスターの短すぎる一生、その最後を私達はしっかりと見届けなければなりません。

ハムスターの死期が近くなっている兆候を覚えておきましょう。

・間接の動きが悪くなり、歩く速さが遅くなってきた・歩きにくそうにしている
・食欲が無くなっており、あまり食べなくなる。

・眠っている時間が長くなっている。

・あちこちの毛が抜けてきており、艶も悪くなっている
・寝床の周りしか動き回らない

このような状態になってくると、もう先は長くないものと覚悟して下さい。

そして、いつもより何倍も愛情をかけて過ごしてあげましょう。

私が飼っていた「ターボ」は最後の一月くらいは本当にこのような状態でした。

私はそのうち回復すると信じていましたが、3年目の冬の朝、ターボの時間は永遠に止まってしまいました。

ハムスターを長生きさせるためのコツ

食べ物

ハムスターは比較的なんでも食べてしまうのでついついいろんなものをあげてしまいがちですが、よく食べるからと言って、何をどれだけ与えても健康的な食生活であるかはまた別問題。

ハムスターの食べ物はまずは野菜を中心として、ヒマワリの種など高カロリーなものはできるだけ控えます。

また、野菜がいいといっても、ハムスターは下痢をしやすいので、野菜の種類によって水分が特に多いものは量や回数に気を付けるようにしましょう。

暑さや寒さ対策

暑さや寒さの対策も重要で、1年を通して、ケージ内の温度は18~22℃に保つことも必要です。

電気代はかかりますが、ハムスターの命には代えられませんので、これは必須です。

異変があったらすぐ病院に

ハムスターに異変があったらすぐに病院に連れて行けるように、ハムスターを見てくれる近くの動物病院を調べておきましょう。

犬猫のようにどこの動物病院でも診てもらえるわけではないので、何かある前に必ず調べておいてください

ハムスターの寿命は短すぎる?【最後に】

今回はハムスターの短すぎる一生について触れてきましたが、過ごす時間がたとえ短くとも家族として過ごす以上、その別れは本当に辛いものと思っておきましょう。

しかし別れが辛いのは、本当に大切にしてあげた証でもあります。

辛いけれども、それでいいのです。

天国へと旅立つ時、飼い主がなんとも思っていなかったとしたら、ハムスター達もきっとさびしい思いをすると思いますからね。