光熱費の平均(3人家族)は？一戸建てやマンション、季節、地域毎で解説！

光熱費の平均（3人家族）は？一戸建てとアパート・マンションでも変わる！

総務省統計局の「家計調査（2019年）」で調べた結果、3人家族の光熱費平均は1か月あたり17,423円であることが分かりました。

ちなみに2人家族だと15,501円、4人だと17,779円だったので、人数が増えると光熱費も上がることが分かります。

3人家族の光熱費平均の内訳は次の通りです。

・電気代…11,116円

・ガス代…5,061円

・その他光熱費…1,246円

引用元: 政府統計の総合窓口(e-Stat)　2019年 家計調査　家計収支編 「第3-1表　世帯人員別１世帯当たり１か月間の収入と支出」

「うちはもっと高い！」

と思った方もいらっしゃるかと思いますが、光熱費は家族の人数だけでなく、ライフスタイルによっても左右されます。


例えば、住んでいる家が「一戸建て」かアパート・マンションなどの「集合住宅」なのかによっても変わってくるんです。



一般的に、一戸建ての方が光熱費が高くなると言われていて、集合住宅の1.5倍くらいになると言われています。

理由は、一戸建ての方が広いため、冷暖房にかかる光熱費が高くなることです。

また、マンションは気密性・断熱性が高いという構造上の理由も加わってきます。



一戸建てでも断熱性に優れた家もありますし、日当たりにも左右されるので絶対に一戸建ての方が光熱費が高いとは言い切れませんが、こういった傾向があることも理解しておいてくださいね！

光熱費の平均（3人家族）は？季節別の光熱費平均！

光熱費は毎月かかるものですが、季節によっては光熱費が高くなりやすい月もあります。


総務省統計局の2019年家計調査を調べた結果、月ごとの光熱費平均額は次のようになっていることが分かりました。

・1月…22,240円
・2月…24,747円（最高）
・3月…23,027円
・4月…19,299円
・5月…17,979円
・6月…14,315円
・7月…13,185円（最安）
・8月…13,948円
・9月…14,751円
・10月…13,756円
・11月…14,498円
・12月…17,333円

引用元: 政府統計の総合窓口(e-Stat)　2019年 月次1月～12月　家計調査　家計収支編 「第3-1表　世帯人員別１世帯当たり１か月間の収入と支出」

夏場は光熱費が安くなり、冬場は高くなるということが分かりますね。



冬場に光熱費が高くなる理由としては、エアコンやヒーターなどの冷暖房にかかる光熱費が増えたから、と考えられます。

夏場もエアコンは使いますが、節電意識の高まりもあってか、そこまで光熱費がかからないようです。



また、冬場はお風呂の時間が長くなることで、光熱費が上がる原因になっているでしょう。

家族が増えるとお風呂のタイミングがずれたり、追い炊きをする頻度も増えるのではないでしょうか？

光熱費を抑えるためにも、お風呂は続けて入るなどの工夫をすると良いですね。

光熱費の平均（3人家族）は？地域別の光熱費平均は？

日本は、北は北海道、南は沖縄と、南北に縦長の形をしているため地域によって光熱費にも差が出てきます。


総務省統計局の2019年家計調査を調べた結果、地域別1か月あたりの光熱費平均額は次のようになっていることが分かりました

（地域別の統計に世帯人数別のデータではありませんでしたが、平均世帯人員は2.97人となっています）。

・北海道…21,830円（最高）
・東北…20,938円
・関東…16,581円
・北陸…21,123円
・東海…16,919円
・近畿…15,485円
・中国…16,016円
・四国…16,365円
・九州…14,875円
・沖縄…14,577円（最安）

引用元: 政府統計の総合窓口(e-Stat)　2019年 家計調査　家計収支編 「第1-1表
都市階級・地方・都道府県庁所在市別」

この記事の最初の項目で

「3人家族の光熱費平均は1か月あたり17,423円」

とお伝えしましたが、北海道・東北・北陸以外の地域では、これより平均が低いことも分かりますね。



九州・沖縄は他の地域と比べてかなり光熱費が安くなっています。


北海道や東北、北陸といった寒冷地は、冬場の暖房に灯油を使うため光熱費が高くなっているようです。

北海道と沖縄では、7,253円も差があるんですね！



光熱費の相場と比較したいときには、地域別のデータを目安にしてみると、より現実的な比較ができて参考になるでしょう。

光熱費の平均(3人家族)は？【まとめ】

今回は、3人家族の光熱費の平均額について、季節別・地域別のデータをご紹介してきましたがいかがでしたか？

夏場より冬場の方が光熱費は高くなりますし、さらに寒冷地だと年間の光熱費平均額が上がることも分かりました。



ご家庭の光熱費が相場より高いかどうか比較したいときには、季節別の平均額と、地域別の平均額を参考に比べてみると良いでしょう。


光熱費は日々のちょっとした工夫で節約することができるので、家族3人で節約の意識を持つことも大切です。

料金プランが安い電気会社やガス会社に乗り換えてみるのもおすすめですよ！