道後温泉の入り方とは?温泉の泉質や特徴を解説!

愛媛県の名所道後温泉は、720年に書かれた「日本書紀」に登場する日本最古の温泉です。

全国の神社で祀られている「神様」が訪問された記録をはじめ、後世に出版された書物にもたびたび登場する場所です。


道後温泉は、「道後温泉本館」「飛鳥乃湯」「椿の湯」という3つの日帰り温泉施設を中心とした温泉街です。道後温泉の温泉としての魅力について、効能を中心に解説します。



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道後温泉の泉質について

アルカリ性単純温泉(42度、ph9.1)

3件とも同様の泉質です。ただし、雰囲気や楽しみ方の異なる施設であるため、すべて回ってみることをおすすめします。

効果

筋肉や関節の慢性的な痛み、こわばり・冷え性・胃腸機能・高血圧・糖尿病・軽い喘息や肺気腫・痔・自律神経不安定症・疲労回復・不眠症・うつ病など

特徴

軟水で、肌触りがなめらかで美肌の湯として定評があります。においはありません。

源泉は18か所にあり、各源泉の水をそのままブレンドして温度管理をしています。(20~55度)
そのため、温泉そのものの成分を楽しめる温泉です。

道後温泉の入り方5ステップ

かけ湯をする

体の急な温度変化は血管や臓器に負担がかかりやすいです。

まずはかけ湯を行い、徐々に体を温めます。

急にお湯につかる入り方は体に負担がかかります。

足、腰、肩、胸と、体の部位ごとに回数を分けることがおすすめです。

末端から中心の部位にすることがポイントです。
マナーの観点からも、必ず行いましょう。

半身浴から

かけ湯からの流れで、全身の体温を一気に変えることは、体に負担がかかります。

血圧や失神などのおそれがあります。まずは上半身から体を温めましょう。

入り方のポイントは「じわじわ温める」「急激な温度変化をつくらない」ことです。

また、長くつかるほうが、体の芯までじっくり温まることができます。


入浴は3~10分を、1日3回まで

あまりに入浴回数が多いと、体が欲する最低限の水分やミネラルが流出します。

何事もバランスが大事です。程よい体調管理のためにも、入浴回数は3回までにしましょう。



入浴後にシャワーをしない

せっかく体表面に温泉成分をつけたのであれば、そのままにしておくほうが、効能は高くなります。


水分をとる

入浴は汗をかき、体の水分を奪われます。

出た後は、しっかり水分をとりましょう。また、このとき体温とあまりにも差の大きい冷たい飲み物よりも、常温や少しぬるいくらいの飲み物を飲むことをお勧めします。

大体入浴後30分の休憩をとるとよいでしょう。

道後温泉をおすすめする理由

道後温泉は「街の雰囲気が好き」という理由でリピートする人が多い傾向があります。

昔の伝説や小説にちなんだ観光地、古い町並みが見え、食べ歩きも可能です。

また、愛媛の県庁所在地である松山の市街地にあるため、ほかの観光地へのアクセスも良いことが人気の理由です。



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道後温泉の入り方とは?【まとめ】

道後温泉は、愛媛県松山市中心部にある「日本最古」の温泉です。

18の源泉をブレンドして温度管理をしており、加水を一切行われていないため、純粋な地中の成分を楽しむことができます。

この源泉は「道後温泉本館」「飛鳥乃湯」「椿の湯」という3つの入浴施設に配分されます。

いずれも泉質は同一ですが、趣向の異なる施設であるため、それぞれに足を運んでみることをおすすめします。

軟水であるため、肌触りがなめらかで美肌に定評があります。また、においは無臭です。

泉質は「アルカリ性単純温泉」で、phは9.1です。比較的強めのアルカリ性です。

温泉はかけ湯、半身浴、水分補給をしっかり行います。体の全体や中心を温めることが最後になるよう、徐々に温めていきます。

入浴後は温泉成分を体に染みつけることと、効いている成分の状態を急変させないためにも、洗い流さないことがおすすめです。

入浴回数の推奨は1日3回までです。30分ほど体温と同じくらいの温度の水分を補給しつつ、休憩することが大切です。

温泉は体温が急激に変わる可能性があるため、入り方次第では、急病になってしまうこともあります。温泉の入り方に気を付けて美容と健康を保ちませんか。