「アクアワールド大洗」でジンベエザメの飼育や展示が否決された?

茨城県大洗町にある「アクアワールド大洗」では様々なサメが飼育そして展示されています。

飼育、展示されているサメの種類も多く、珍しいサメもいます。


ですが、ジンベエザメはいません。

なぜジンベエザメの飼育、展示が否決されたのか詳しくまとめていきましょう。



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「アクアワールド大洗」ジンベエザメ否決はなぜ?

「アクアワールド大洗」は数多くの種類のサメを飼育しています。

「サメの水族館」とも言われており、国内最大の室内水槽があります。

2022年度末から「アクアワールド大洗」では、「ジンベエザメ」の飼育、展示を始める予定でした。

ですが、「ジンベエザメ」の展示案は白紙に戻されました。

「アクアワールド大洗」では、ジンベエザメを導入し集客の新たな目玉にしようと考えていました。

ジンベエザメは体長10m以上にもなる世界最大の魚です。

いまある施設内での飼育はできないので、現在駐車場に使われている敷地に、新館を整備し水量8千トン規模の水槽を設計する計画の事業費は130億円を見込んでいました。

ですが、たくさんの議員から巨額の事業費に対する収支見通しの甘さや渋滞対策の不十分さを指摘する意見が相次いだそうです。

そして、県側はジンベエザメ導入で来館者が増えるシミュレーションを提示したが、その根拠について議員たちを納得させる説明ができませんでした。

その後、「アクアワールド大洗」での新館整備事業案は新型コロナ禍を理由に調査自体が打ち切られたそうです。

それ以降のことはまだ何も決まっていないと水族館の振興担当である県生活文化課が説明していました。

ジンベエザメの展示ができたとしても、その分増える来館者の管理がしっかりとできないと近隣の方への迷惑にもなり得ます。

近隣道路の渋滞はどうするのか、今現在の駐車場がある敷地に新館を建設するのであれば駐車場が狭くなってしまい、より混雑が予想されます。

その辺も含めてしっかりとした案がないとやはり納得するのは難しいと思います。



なぜ「ジンベエザメ」の展示をしようとなったのか?

「アクアワールド大洗」は、「サメの水族館」と言われ有名です。

サメの飼育種類は63種で日本一を誇ります。

ですが、これまでに世界最大のサメである「ジンベエザメ」の飼育は行われてきていませんでした。

2019年の11月~12月に来園者さんへアンケートが実施されました。

回答していただいた方も多く、564人の方が回答してくれました。

その中の6割の方がジンベエザメの展示を要望したそうです。

日本国内では「海遊館」、「のとじま水族館」、「かごしま水族館」、「美ら海水族館」の4館のみで飼育展示されています。

「アクアワールド大洗」にジンベエザメが来たら国内で5館目でした。


首都圏から最も近い「ジンベエザメの泳ぐ水族館」になるので、魅力に感じる人も多く、茨城県ではジンベエザメ館のオープン後現在の倍である200万人規模の入場者数を目指していました。

ですが、ジンベエザメの飼育展示案は否決されてしまい、結果としては白紙に戻されジンベエザメが大洗に来ることはなくなってしまいました。



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アクアワールド大洗のジンベエザメの展示はなぜ否決となった?【まとめ】


「アクアワールド大洗」で、ジンベエザメの飼育展示が行われていたら国内でも5館目の水族館だったので確かに多くの来館者が訪れていたでしょう。

特に首都圏の人は多く来館されていたと思います。

ジンベエザメの飼育はとても難しいのでそれができればより良い水族館になることは目に見えてわかります。

ですが、その反面近隣の道路の混雑や渋滞が起きるのも確かにあります。

そこまで考えた上で、提案ができていれば今現在もうすでにジンベエザメがいたかもしれません。

ジンベエザメの飼育が難しいので数多くの水族館では飼育展示が行われていないので、ぜひアクアワールドで成功してほしかった部分もありますが厳しいという判断も確かに間違ってはいない気もします。

見たいと思う方が増えることで、近隣の道路の渋滞や水族館内での混雑も予想されるのでそこへの対処方法までしっかりと考えてまた提案してほしいです。

ぜひジンベエザメの飼育展示が実現できるようになってほしいですね。