年末に喪中に?寒中見舞いでのご挨拶の文例を徹底解説!

年末だからと言って不幸が起きないとも限りません。

むしろ年末のように寒い季節は高齢者や持病のある方にとって、病気で命を落とされるリスクが高い傾向にあります。


慌ただしい年末にまさかの不幸があった場合はどうすれば良いのかパニックになってしまいますよね。

今回は、年末に喪中になってしまった場合や、喪中はがきの作成が間に合わない場合など、年末に家族や親族に不幸が起きてしまった時の対処法と文例を紹介していきます。

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寒中見舞いとは?

寒中見舞いとは、寒さが厳しい時期に相手を気づかうお見舞い状であり、一年で最も厳しい寒さとされる1月から2月初旬に出すのがマナーとされています。

具体的には1月7日の「松の内」があけてから2月4日の「立春」までに出すのが一般的ですので、1月末までを目安に投函するのがいいでしょう。



年末に家族や親族に不幸が。どのように対処する?

年末に急遽喪中になってしまった場合、精神的にも体力的にも喪中はがきを作成して出すなんて間に合わない、ということが考えられます。

そういった場合には、年末に無理をして喪中はがきを出すのではなく、落ち着いたころに喪中はがきの代わりとして寒中見舞いでお詫びとご挨拶を伝えましょう。



自分が喪中の場合|一般的な寒中見舞いの例文

寒中お見舞い申し上げます。

昨年十二月に祖母が〇〇歳にて永眠いたしましたので、年頭のご挨拶を差し控えさせていただきました。

ご通知が遅れましたこと、誠に失礼いたしました。

今年も変わらぬお付きあいのほど どうぞよろしくお願いします。

まだまだ寒さが続きますが、くれぐれもご自愛ください。


喪中のために年賀状が出せなかった旨、そしてお伝えするのが遅くなってしまったお詫びを一文ずつ入れて状況を説明するのがいいでしょう。

自分が喪中の場合|友達への寒中見舞いの例文

寒中お見舞い申し上げます。

寒さが一段と厳しい毎日ですが、○○さんはいかがお過ごしですか?

年賀状をいただいていたのにご挨拶が遅れてしまって申し訳ありません。

昨年十二月に祖母が他界しましたので、新年のご挨拶を控えさせていただきました。
まだまだ寒い日が続きそうなので、お身体には気を付けてくださいね。

友達など近しい人へ出す際はあまり畏まらず、やさしい口調でありのままに伝えるのもいいでしょう。


相手が喪中と知らずに年賀状を出してしまった場合

年末に喪中となられた人などに、こちらが知らずに年賀状を出してしまうこともあるかと思います。そんな時にも寒中見舞いを出して一言挨拶しておくとよいでしょう。

相手が喪中の場合|一般的な寒中見舞いの例文

寒中お見舞い申し上げます。
このたびはご服喪中と存じ上げず 年始状を差し上げてしまい誠に失礼致しました。
遅ればせながらご祖母様の逝去を心よりお悔やみ申し上げます。

例年より厳しい寒さが続いております お体を大切にお過ごしください。
ご祖母様の逝去を心よりお悔やみ申し上げます。

状況を知らなかったために年賀状にて挨拶をしてしまったことを明確に伝え、お詫びを申し上げましょう。また、相手への気遣いや無くなられた方へのお悔やみも同時に伝えるとよいですね。

相手が喪中の場合|友達への寒中見舞いの例文

寒中お見舞い申し上げます。
ご服喪中とのこと知らずに新年のご挨拶を差し上げてしまい、大変失礼いたしました。
おばあさまのご冥福を心よりお祈りします。
○○さんやご家族のみなさんへ穏やかな日常が早く戻ることを心から願っています。まだまだ厳しい寒さが続きそうですので、お体大事にしてくださいね。

相手や相手の家族など親交のある相手への励ましの言葉を忘れないように入れてあげましょう。きっと小さな気遣いが相手の心を少しでもやすめることでしょう。
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年末に喪中に?寒中見舞いでのご挨拶の文例【まとめ】

喪中の際の寒中見舞いは決して心躍るものではありません。

ましてや年末などの大変な時期に重なってしまった場合には、一度一息ついて心の整理をしてから落ち着いたころに対応していけばよいでしょう。


また、相手が喪中の場合にも、小さな気遣いが大きな助けにつながることもありますので送ってあげるといいかもしれません。