四十九日のお供えを郵送時の手紙の例文と注意点!

四十九日に限らず、法要にお供えは付きもの。
お供えとは文字通り故人にお供えしていただくもの。

四十九日のお供えには2種類あります。
1つはお線香や故人のために使っていただくためのお金。
2つ目は物品そのものです。
参列する予定なら持参することもあるでしょう。



参列が叶わず、郵送する場合。
お供えだけを送ることは避けたいもの。
やはり手紙で一言添えたいですよね。

四十九日を迎えた遺族に送る手紙に相応しい言葉、書き方などを例文と共にご紹介します。





せっかくのお供えが迷惑にならないためには

大切な方が亡くなったと後から知った。
または、諸事情で法要を欠席しなければならない。

極楽浄土に旅立つ大事な四十九日法要。
せめてもの気持ちを形に、何かお供えものでも…。
とても良くわかります。

四十九日法要に伺えないのならお供えを郵送するのもあり。
やむなく欠席となる場合、いつ頃どちらへ送ったらよいか施主側に事前に確認が必要です。

私も経験済みですが、四十九日法要当日の施主はとにかく忙しい。
当日の荷物の受け取りが迷惑なことも。
なので、事前にどうするべきか聞いておくことが望ましいです。

法要当日、斎場またはお寺へという承諾を受けた場合。
法要時間の2時間前には届くような配慮も大事です。

故人が恩師、友人などなら遺族が直接あなたを知らないこともありますよね。
お供えを郵送するのであれば、法要当日を避けて手紙を添えてご自宅へ。
これがベストです。

ただ、注意が必要なのは事前に施主側からお供えの辞退があった場合。
ごく近い身内だけですませる家族法要などですね。
そんな時は弔問もお供えも控えるべきです。
施主側も香典返しを用意していないことが多い。
送ったお供えがかえって施主に手間をかけさせてしまうことも。

どうしても送りたいのであれば、手紙に香典返しは不要の旨を書きましょう。

手紙を書く時と郵送においての注意点


お悔やみの手紙をいざ書こうと思っても何を書けばいいのか…。
ポイントは「丁寧な言葉で、あなたの言葉で」です。

マニュアルのままの言葉では気持ちは伝わりにくいもの。
故人への哀悼、ご家族の方へのいたわりなどをあなたなりの言葉で書きましょう。

1つ目の注意点は忌み言葉。
忌み言葉は重ね言葉のことです。
くれぐれも、わざわざ、再度、いろいろ、重ね重ねなど。
弔事において、重なる言葉は次があるとの意味に取られるので避けましょう。

この重なるについては、手紙そのものにも注意が必要です。
封筒は二枚重ねのものではないものを選んでください。
便せんも1枚におさめましょう。

お菓子などのお品を郵送する時の注意点。
荷物に手紙を同封することは、法に触れてしまうことがあるんです。

それを避けるためには、手紙の内容が荷物に対する説明文であること。
封筒の封はしないこと。
これらの点に気をつければ大丈夫。

お供えがお香典などお金の場合。
こちらは郵便局の現金書留を使用します。
書留の封筒に、一緒に手紙を添えることができるので便利です。


お悔やみ例文


《参列できない場合の例文》

拝啓
寒い日が続きますがその後お変わりなくお過ごしでしょうか
◯◯おじさまの四十九日法要にお招きいただきありがとうございます
遠方のため参列出来ず、本当に申し訳ありません
改めてお墓まいりに伺わせていただきます

心ばかりですがお供えを送らせていただきました
どうぞお納めくださいませ
お世話になった◯◯おじさまへのささやかな気持ちですのでお気遣いくださいませんようお願い申しあげます
お孫さんたちとのふれあいの中で叔母さまの哀しみが少しでも癒されますようお祈りいたします

叔母さま始めご家族の皆さま、どうか風邪などひかれませんようご自愛くださいませ



敬具




《お供えを辞退された場合の例文》

一筆申し上げます
四十九日法要、お電話にてお心遣いをいただきましてありがとうございます
ご家族の皆様、その後落ち着かれましたでしょうか
◯◯様の、人に優しくご自分に厳しい在りし日のお姿を思いながら遠方より合掌させていただきます
さて、◯◯様の四十九日にあたりささやかですが△△を贈らせていただきました
◯◯様の好物だと伺っておりましたので、お供えいただけたら幸いです
お香典返しも見に余るほどいただきました
どうかお供えに対するお気遣いはなされませんようお願い申し上げます
暑さもこれからが本番でございます
皆さま、体調などくれぐれもお気をつけください
かしこ



《亡くなったことを後で知った場合の例文》

私は高校時代◯◯先生に3年間お世話になりました◇◇と申します
◯◯先生の御逝去を知り、深い哀しみで申し上げる言葉もございません
高校時代厳しくも愛情深く指導していただいたことは今でも良い思い出です
今の私があるのは◯◯先生のおかげでございます
改めて心から感謝いたすと共にご冥福をお祈りいたします
気持ちばかりですが、御供料を同封いたしましたのでご仏前にお供えいただきたく存じます
奥様にはお力落としから体調など崩されませんようお祈り申し上げます
合掌



四十九日のお供えを郵送する時の注意点【まとめ】

お供えを贈って哀悼の気持ちを表したくても、押し付けとなってしまったら残念ですね。
施主側の都合を最優先にしましょう。

心を込めた手紙を書くためには相手を深く偲ぶことが大切です。
かといって、おおげさなお悔やみの言葉は余計遺族の哀しみを深めることも。
ほどほどにしておく方が無難です。

仏事においてタブーなことは多いもの。
少し注意をしながらあなたらしい手紙を書いてください。

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