スコティッシュフォールドの平均寿命は?寿命を伸ばす方法を伝授!

家族の一員となったスコティッシュフォールド。

大切にかわいがっていてもいつかは寿命が来てしまいます。

スコティッシュフォールドの平均寿命は13年ぐらいで、短命だと言われています。


また、メスのほうがオスよりも長生きする傾向にあるようです。


病死する原因は肥大型心筋症や腎不全、骨軟骨異形成症が多いです。

特にスコティッシュフォールドは肥大型心筋症や骨軟骨異形成症になりやすいです。

病気を予防・早期発見し、なるべく長い間猫ちゃんと一緒にいるためには、食事や生活環境に気を配り、健診やワクチン接種のためにこまめに受診してください!
飼い主ができることをやって、お互い幸せな人生(猫生?)にしていくために、この記事を参考にしてくださいね!

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スコティッシュフォールドの平均寿命

スコティッシュフォールドの平均寿命は約10~13年と言われています。

他の猫は13~15年生きるので、やや短命です。

スコティッシュフォールドは遺伝疾患を発症しやすく、体が弱いといわれています。


美人(美猫?)薄命…かわいい子はすぐに天に召されてしまうのですね…。

特にオスはメスよりも病気にかかりやすいので寿命が短いです。

しかし、工夫次第では寿命が延びることもあります!
平均の2~3年長生きすることもあるようです。

それについては3つ目の章で詳しく説明します。

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スコティッシュフォールドの病気

スコティッシュフォールドはもともと体が弱いとされていて、病気にかかりやすいです。

病気のために亡くなることもありますし、病気を繰り返すうちに徐々に体が弱って寿命が短くなることもあります。

スコティッシュフォールドがかかりやすい病気について紹介します。

肥大型心筋症

肥大型心筋症は、中高齢のオス猫で発症しやすい病気です。


心臓の外側の筋肉が非常に発達してしまい、その筋肉で心臓内を圧迫して血液の循環を悪くしてしまう怖い病気です。

遺伝子異常が原因とされているため予防が難しいとされています。

治療も手術も難しく、一度発症すると完治しません。

症状は呼吸のしづらさや体のむくみです。

身体を横たえてはぁはぁと呼吸をしていたら、こちらまで辛く苦しい気持ちになってしまいそうです…。

なるべく苦しいところは見たくないですね…。

心臓の病気なので突然死の可能性もあります。

腎不全

スコティッシュフォールドに関わらず、腎不全は猫の死因の第1位とされています。


腎臓は体内に流れる血液の中から必要なものと不要なものを分別し、不要なものをおしっことして外に出すはたらきをしています。

腎不全は名前の通り、腎臓がうまく働かなくなる病気です。

徐々に体の中に不要な成分が溜まり、最終的には死に至る怖い病気です。

骨軟骨異形成症

スコティッシュフォールドのかわいい折れ耳も骨軟骨異形成症によるものだとされていて、これは遺伝子異常の一種です。

ですので、立ち耳ちゃんよりも折れ耳ちゃんの方が発症しやすいです。

骨軟骨異形成症は、関節の中の軟骨が異常に硬くなってしまう病気です。


足の関節に発症すると硬くなった軟骨でこぶのようなものができてしまいます。

もちろん硬くなるだけではなくて、痛みや歩行困難さも生じます。

遺伝疾患なので発症は止められませんが、普段の激しい運動を控えることで病気の程度を小さめに抑えることはできるようです。

スコティッシュフォールドの寿命を伸ばす方法

身体の弱いスコティッシュフォールドですが、病気にならない子や20年生きる子もいるようです。

健康に気を付ける事が寿命を伸ばす方法のようです。

決して飼い主の運ではありません!(笑)

肥満の予防

寿命を伸ばして長生きするためには、まず万病の元となる肥満の予防が重要です。

肥満になると、運動するのに普通体型の子よりも多くのエネルギーを必要とします。

この時に心臓に負担がかかりやすく、無理をした心臓が悪くなりやすいのです。

また、心臓だけではなく関節への負荷も大きくなります。

肥大型心筋症や骨軟骨異形成症を予防するためにも、適正体重を維持できるようにしましょう!
私たち人間の場合、体重維持のために食事や運動に気を付けますね。

しかし、スコティッシュフォールドは関節の病気になりやすいので激しい運動によるダイエットはしない方がいいです。

ご飯の量をコントロールして体重管理を行うようにしましょう。

ミネラルや塩分の多い餌は控えめに

また、食事内容で病気を予防して寿命を伸ばすこともできます。

ミネラルや塩分の多い餌は尿石症や腎不全などのおしっこの病気にかかりやすいとされています。

キャットフードを買う時には栄養成分をよく見比べるようにしてみてください。

寿命を伸ばす方法として、スコティッシュフォールドを飼っている環境も見直してみましょう。

外飼いはリスクが高い

まず、外飼いは事故やケンカなどのケガの危険があります。

伝染病をうつされることだってあります。

できれば快適な室温で段差の少ない室内で飼うことにしましょう。

縄張り争いの多い猫ちゃんたちですが、家ほど安全な縄張りはないですよね!ストレスを減らすこともできます!

定期健診やワクチン接種

あとは、定期検診やワクチン接種をして病気の予防や早期発見に努めましょう。

飼い主は猫ちゃんの普段との変化に気づく上ではプロですが、いつもと違うことがあれば獣医さんにすぐに相談しましょう。

スコティッシュフォールドの平均寿命は?【まとめ】

どれだけ大切に思っていても、いつかは寿命がやってきます。

この記事では、スコティッシュフォールドの平均寿命やオスメスの差、スコティッシュフォールドの死因について、寿命を伸ばす方法についてまとめました。

寿命を伸ばす方法だけでなく病気についての知識を持っておくことで、どんな環境や育て方が病気の予防によいのか飼い主自身でもしっかり考えることができると思います。

私もこの記事を書きながら飼い猫(スコティッシュフォールドではないですが)の健康面について改めて考えさせられました。

猫飼い同士、できるだけ健康で長生きしてもらえるよう、飼い猫について勉強していきましょう!