うさぎの下痢の原因は寒さ?与えていい野菜をご紹介。

うさぎの下痢の原因は寒さ?与えていい野菜をご紹介。

うさぎの下痢の原因には主に

①餌による下痢や軟便
②消化管内の寄生虫
③腸性中毒

などがあげられます。

餌による下痢や軟便の場合は餌の見直しが必要になり、餌を見直すことで下痢や軟便が改善されます。

しかし、消化管内の寄生虫や腸性中毒などの場合は下痢を飼い主が改善することは出来ないため、速やかに病院に連れていく必要があります。

また、寒さが下痢に関係するという話もありますが、うさぎは比較的寒さには強いですが湿度や寒暖差には弱いため、対策をする必要があります。

生野菜や果物を与えても良いですが、糖分や水分量が多く含まれているため与えすぎには注意しましょう。

うさぎが下痢をする原因は?

うさぎの下痢は自然に治るものもあれば、数日で死に至るものまであるため、あまり放置せずに原因を突き止めて速やかに病院に連れていく必要があります。

うさぎが下痢になる原因を説明していきます。

餌による下痢・軟便(繊維質の不足、野菜の与えすぎ)

餌の繊維質が不足している、野菜を与えすぎている場合は餌性の下痢・軟便を起こすことがあります。

この場合は慢性的な下痢を繰り返すという特徴があります。

牧草を食べて繊維質をしっかりとっていても下痢をする場合はフードに問題があると考えられます。

フードにカビが発生していたり、防腐剤や香料が多く入っている場合は下痢や軟便になることが考えられます。

もし牧草をしっかりと食べていることを確認しても下痢や軟便を慢性的に起こしている場合はフードを変更してみると良いでしょう。

消化管内の寄生虫

餌を工夫しても変わらない場合、寄生虫感染の可能性があります。うさぎで最も多くみられて注意が必要なものの中に「コクシジウム」という原虫がいます。

どの年齢のうさぎにも寄生し、特に小さいうさぎによく発生します。下痢が続き、脱水症状から死に至るケースも少なくはありません。

体力が低下する前に病院に行くことができれば、駆虫薬の投与で1週間ほどで軽快します。

腸性中毒(腸性毒血症)

うさぎの中に本来存在している菌が異常増殖して毒素を発生し、下痢を起こしてしまう紡機です。
この病気は発症から死に至るまでが短期間であるとても恐ろしい病気です。

離乳期から8週齢の子どものうさぎに多く発生し、繊維質が低い食事や高でんぷんの食事が発生要因とされています。

細菌・寄生虫やウイルスの関与も言われています。
そのため、大人のうさぎでも高カロリーの食事ばかり与えられていたり、うさぎに適していない抗生物質を投与された場合に異常増殖が見られます。

予後は良くなく、治療を行っても効果がみられないまま死亡するケースが多いと言われています。

うさぎの下痢に寒さが関係する?

通常うさぎは寒さには比較的強いはずですので、寒いと下痢をするというわけではありません。

しかし寒暖差や湿気などにはとても弱い面も持っているので、そういった際には下痢をしたり軟便になることがあるようです。

気温が落ち着けば安定することも多いようですが、下痢の怖いところは脱水症状を引き起こすことです。この脱水症状がうさぎを死に至らせることもあるので、下痢をしたらすぐに病院に連れていくことがベストでしょう。

うさぎに与えてもいい野菜と与えてはいけない野菜

うさぎは通常牧草とフードを主食としますが、体調を崩すと食べてくれないこともあります。そんなときに野菜は口当たりが良く、食べやすいと言われています。

しかし、野菜の中にもうさぎが食べていいものとそうでないものがありますので、ご紹介していきます。

うさぎに与えてもいい野菜・果物

野菜も果物もとても食いつきが良いですが、どちらも与える時はほんの少しにしましょう。

<野菜>
小松菜、キャベツ、にんじん、チンゲンサイ、クレソン、水菜、ルッコラ、セロリ、サラダ菜、三つ葉、セリ、春菊、サニーレタス、シソ、サツマイモ、大根の葉、カブの葉など
<果物>
いちご、りんご、パパイヤ、メロン、バナナ、ドライフルーツ(未加糖)、梨、桃、パイナップル、マンゴー、みかんの薄皮、干し柿など

与えてはいけない野菜・果物

<野菜>
ジャガイモの芽と皮、ネギ類、生の豆、穀類または穀類が原材料に使われているもの、ほうれん草、ニラ、にんにく、落花生など
<果物>
アボカドなど

まとめ

うさぎなどの小動物にとっては下痢は命に係わることがある重大な症状です。「様子を見よう」と時間をおきすぎると、病院に行った頃には手遅れになっていることもあります。

そのため、問題のない下痢だと断定できる以外は、速やかに病院に連れていくようにしたほうが良いでしょう。

野菜などは食いつきが良いですが、水分量や糖分も多く、下痢を助長させてしまうこともあるので与えすぎには注意しましょう。主食は牧草とフードで、たまにのおやつ程度にしておくと良いかと思います。

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