天王寺動物園にしかいない動物とは?珍しい動物や見どころを紹介! 

大阪市内で動物に癒されたいと思ったら天王寺動物園へ足を運んでみてはいかがでしょうか。 

子どもづれだけではなく、ひとりの方でも気軽にふらっと楽しめます。 

阪神高速道路や通天閣、あべのハルカスといった近代的な建造物に囲まれた大都会にいることを意識しながら、ジャングルやサバンナのような雰囲気が味わえます。 


日本では天王寺動物園でしか見られない動物もおり、世界のいろいろな動物に興味のある方、動物好きな方、非日常的な感覚を味わってみたい方にぜひおすすめしたい場所です。 

日本では、天王寺動物園にしかいない動物や亜種も多数見られます。 



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天王寺動物園にしかいない動物って? 

2023年11月現在、「キーウィ」と「ドリル」の2種類が日本で唯一天王寺動物園のみで飼育されています。

どちらも寿命に対してそれなりに高齢であることや動物保護の観点から、近いうちに日本ではもう見られなくなる可能性があります。なるべく早めにお目にかかっておきましょう。 
  


キーウィとは? 

*概要 

ニュージーランドの「国鳥」でもある鳥類で、鳴き声が「キーウィ」という声になることが由来でつけられました。

また、果物のキウイフルーツはこの鳥に由来して名づけられています。 

日本で天王寺動物園にしかいない動物の1つです。 
  

*日本の動物園でキーウィが珍しい理由 

1970年の大阪万博から1991年までの間に、ニュージーランドより友好の証として7羽のキーウィが寄贈されてます。寿命を迎えるなどで、現在生存しているのは2羽です。
 
しかしながら、近年キーウィは絶滅危惧種に認定された関係もあり、今後は新たに受け入れの予定はない方針です。 

また、キーウィの寿命は3~40年とされています。現在飼育されている個体はともに35歳を超えており、年齢が高いほうは2024年に42歳を迎えます。ゆえに、日本でキーウィが見られるのはあと数年である可能性が高いです。 
  

*キーウィの特徴 

ニュージーランドの森林や藪に生息する鳥類です。

ただし、ニワトリやダチョウのように、空を飛ぶことはできません。一方で、嗅覚や触覚にすぐれており、食べ物は昆虫や果実を好む傾向です。

主に夜行性で、鳴き声で縄張りを意識しています。 

体の表面は、キウイフルーツのように茶色い羽毛に覆われており、丸くふわっとした外見をしています。 

ニュージーランドの先住民族「マオリ」による鳴き声からの命名が由来で、彼らの食用や衣類の一部としてかつては利用されていました。 

現在は人間の入植による生息環境破壊や乱獲、その他捕食動物の影響で、生息数が減少している絶滅危惧種です。

ここ数年は個体数が回復傾向である一方、まだまだ保護活動を必要とする状況が続いています。 
  
  

*2羽のキーウィのプロフィールと動物園での居場所について 

・「ジュン」1982年1月うまれ、オス、人懐っこい性格。 
・「プクヌイ」1988年10月うまれ、メス、ちょっとおくびょうな性格。 
屋外ではなく「夜行性動物舎」という、照明や温度管理の行き届いた室内にて見られます。 
  

*キーウィいちおしグッズ 

・ぬいぐるみ(飼育員監修、細部までリアルに表現している)2,200円 
・キーウィミニマスコット(果物のキウイのオブジェもついているキーホルダー)900円 
  


ドリルとは? 

*概要 

赤道付近の熱帯雨林や山地に生息する霊長類です。

皮膚は黒~青褐色で、主な体毛は茶褐色です。

毛のない黒い顔面であることと、体毛に覆われている箇所と皮膚の露出箇所との境界付近は白い毛になっている特徴があります。

日本で天王寺動物園にしかいない動物の1つです。 
 
  

*日本の動物園でドリルが珍しい理由 

キーウィ同様に人間による生息環境破壊や、狩猟による乱獲で近年の個体数が減少しています。

また、寿命が30~40年程度といわれている中、天王寺動物園のドリルは2024年に28歳を迎えます。 
  

*ドリルとマンドリルのプロフィールと動物園での居場所について 

居場所は新世界ゲートから美術館に向かう通りの中央付近右側のサル・ヒヒ舎です。 
  
・ドリル 「ドン」、1996年4月うまれ、オス、スタッフに対してのみ大きく口を開けて威嚇する。 
ネット上では「イケメンゴリラ」としても有名。 
  
同ブースには、近種のマンドリルもいます。ドリルとの違いは、顔面が鼻筋が赤く、頬は青く、色どりが2色になっていることです。

毛色も薄茶色~金色となっています。マンドリルは全国30あまりの動物園で飼育されています。 
  
・マンドリル 「まんまる」、2007年9月うまれ、オス、京都市動物園で誕生。 
ドリルとマンドリルが隣り合ったブースで同時に見られます。 

したがってドリルとマンドリルが両方みられる動物園も、日本では天王寺動物園だけです。 
  

*ドリルいちおしグッズ 

・ミニタオル ドリル&マンドリル 440円 
・マスコットキーチェーン 935円 
・ぬいぐるみ(数量限定) 1980円 
  

その他天王寺動物園にしかいない動物と、亜種 

ヌートリア‥京都の鴨川などに生息している。外来種で、一般には害獣とされている。 

チュウゴクオオカミ‥チベット付近に生息するハイイロオオカミの亜種 

クロホソオトカゲ‥熱帯雨林に住む黒いトカゲ。渦巻のように尻尾をまく。流通量が少ない。 

ヘルメットガエル‥チリの山奥の山林に生息する。 

ウチワキジ‥インドネシアの一部に生息。年々個体数が減少している。 

キガシラコンドル‥ブラジル付近の熱帯雨林に住む絶滅危惧種。 

ソウゲンワシ‥おだやかで草食。エジプトの国鳥。犬みたいな声で鳴く。名前は「ワン」 
セーカーハヤブサ‥世界中に生息するが、日本では宮古島だけ。 
  
  

天王寺動物園概要 

住所 大阪市天王寺区茶臼山町1-108 
電話 06-6771-8401 
開園時間 9時半-17時(5月・9月の土日祝日のみ18時まで) 
※最終入園は各閉園1時間前 
休園日 月曜日(祝日の場合は翌日) 
  


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天王寺動物園にしかいない動物は?【まとめ】 

天王寺動物園は大阪市天王寺区にある動物園です。
 
日本で天王寺動物園にしかいない動物はキーウィとドリルです。

このほか、害獣で駆除対象のヌートリアや世界で珍しいオオカミ・トカゲ・カエル・鳥類の亜種がいます。入場料は大人500円から各種割引が効きます。

(大阪市内小中学生・65歳以上は無料など※要身分証) 

あべのハルカス、新世界、てんしば、四天王寺、一心寺といった周辺施設を訪問する際にアクセスがよい場所です。 

お散歩がてら、気軽にふらっと訪問し、普段なかなかお目にかかれない動物たちに癒されてみてはいかがでしょうか。