駐車禁止のお願い文の書き方!注意書きの仕方や例文を知る!

ご存じのように、クルマはどこに駐車していいわけではありません。

特に都市部では、好き勝手に駐車してしまうと、通行を妨げたり、他の人が不利益をこうむったりします。


ただ、利便性やお金を払いたくないなどの理由で、路上や私有地に無断駐車するドライバーは後を絶ちません。

今回は、駐車禁止場所や私有地にに無断で停められた車に対する「お願い文」や「警告文」の書き方や例文、その効果ついて詳しく解説します。



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駐車禁止場所とは?

駐車禁止場所というのは、道路交通法によって定められた場所で、ここに車を駐車することは禁止されています。

これに違反すると、警察による取り締まり対象となり、罰金や点数の減点などのペナルティが科される可能性があります。

駐車禁止場所は主に、その場所に駐車してしまうと、他の車の通行を妨げる可能性が高い場所に設けられます。

また、歩行者の通行を確保するための場所であることも多いです。

車を停めることで歩行者の安全が脅かされないように配慮されているのです。

理由があって駐車禁止になっているということを、きちんと理解することが重要です。



私有地とは

「私有地」とは、個人が所有している土地です。

団体や会社の土地も私有地となりますが、名義としては代表者の所有なっていますので、あくまでも特定の個人が権利を有する土地になります。

そのような土地には、地権者の許可なく立ち入ることはできません。

最近では、そのような私有地、会社の駐車場、個人宅の敷地、マンションの敷地などに無断駐車される問題が多く報告されています。

問題なのは私有地は原則、警察が介入できない点です。

公道であれば道交法に基づき、警察が取り締まることが可能です。

ところが、私有地となると、警察の民事不介入の原則から、積極的な対応は行ってくれません。

場合によっては、通報しても出動すらしてくれないこともあるようです。

そのため、駐車禁止場所に駐車しているクルマに対しては、各個人がお願い文や注意書きなどで警告するくらいしかできないのが現状です。



駐車禁止のお願い文!注意書きの仕方

駐車禁止場所にお願い文や警告文を掲示する際のポイントと例文を以下に挙げます。



駐車禁止の理由を明確にわかりやすく記載する

どういう理由で駐車禁止なのかを、直感的にわかりやすく明記します。

例えば、車両の出入りがある、緊急車両の通行のためなどで、過不足なく書くことが重要です。 

駐車禁止マークを入れると、視覚的にもわかりやすくなります。


攻撃的な言葉遣いは避け、理解を求める姿勢で書く

むやみに攻撃的な内容は避けましょう。

例えば、「手段を問わず移動する」「破損しても責任は負わない」などです。

基本的にはお願いするスタンスで記載するようにすることで、ドライバーの良心に訴え、無断駐車の防止を狙います。

なお、私有地内であったとしても、勝手に移動したり、移動できなくするといった実力行使は、逆に訴えられる可能性があるので行わないようにしましょう。

長すぎると読まれない可能性があるので、簡潔にポイントを伝える

ドライバーは走行中、長く細かい文字を読んでいる余裕はありません。

また小さい字は車内からは見にくいこともあるので、大きめの文字で簡潔に、明確に伝えることが重要です。

伝えるべきことをパッと見で把握できるようにするというのは、交通標識や交通看板を見るとよくわかります。


駐車禁止のお願い文の例文

「この場所は駐車禁止区域です。ご理解とご協力をお願いいたします。」

「安全のため、こちらは駐車禁止となっております。他の場所をご利用ください。」

「無断駐車は近隣住民の迷惑となります。ご協力をお願いいたします。」



注意書きの効果

注意書きや警告を表示することは、心理的に抑制する働きがあるため、一定の効果はあるでしょう。

ただ、最終的にはモラルの問題でもあるので、完全に無視するドライバーもいるとは思います。

だからと言って、何もしないというのは無法地帯となりますので、ネガティブにきちんとした抑止力としての対策を実行することをお勧めします。



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駐車禁止のお願い文の書き方【まとめ】

駐車禁止場所に無断で車を停める行為は、交通の安全や他者の迷惑となる可能性がある自分勝手な行為です。

「お願い文」や「警告文」を適切に掲示することで、このような行為を減少させる効果が期待できます。

私有地に駐車されたばあには、憤りも感じるところではありますが、実力行使はNGなので、あくまでも冷静に対処するように気を付けてください。