トラックのオートマは乗りにくい?オートマ車の知っておきたいポイントを紹介

この記事はトラックのオートマが乗りにくいと言われている理由について解説しています。

私はトラックディーラーに勤務し、修理とフロント業務を18年間経験しました。

トラックのオートマが乗りにくいのは何故なのかディーラー側の目線になってお伝えします。


オートマの運転方法は簡単ですが、ギアが入らないなどの不具合も発生します。

今後トラック業界はオートマが増えマニュアルの割合が減っていきます。

最終的にはマニュアルが無くなる可能性も十分にあります。

これからトラックの購入、乗り換えを検討されている方のために参考となる情報を記載しました。

是非最後までご覧ください。



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トラックのオートマは乗りにくいのはなぜ?

そもそもトラックと普段乗りなれている乗用車とではオートマの構造が全く違います。

トラックのオートマといっても実はマニュアル車のような構造になっています。

運転方法だけがオートマのようになっているものが多く厳密にはセミオートマになります。

構造が複雑で目標のギアに到達するまでに時間がかかるうえ、変速時のショックが大きくなりやすくトラックのオートマは乗りにくいと感じるところが多くあります。

正直、乗用車の乗り心地をトラックに求めるのは現状難しいです。

購入を検討される際は1度試乗してみるのがおすすめです。



トラックのオートマの運転方法について

運転の方法は基本的に乗用車と同じです。

操作レバーは特殊ですがDレンジに入れると前進、Rレンジで後退します。

任意でマニュアルモードにすることもできます。

大型車になるとオートマなのにクラッチペダルが付いている車両もあります。

これは後退、微速走時やオートマが故障してギアが入らなくなった時に一時的に走行する
ために使われるものです。

誰が乗っても同じように運転できるのがオートマ車のメリットです。



ギアが入らない故障が多い

トラックは乗用車に比べると走行距離が多く負荷もかかるため色々な故障が発生します。

オートマの故障に関してもチェックランプが点灯しギアが入らなくなることもあります。

ギアが入らなくなった場合復帰して再度走行できる場合と走行ができなくなる場合があります。

トラックの修理には費用と時間がかかるため重度の故障を未然に防ぐことが大切です。

メンテナンスや日常点検を怠らないように心がける必要があります。



オートマとマニュアルの割合


トラックの購入を考えた時にオートマとマニュアルどちらにするか考えるはずです。

私の実感としては今のところマニュアルの割合が7割程ではないかと思います。

地場か長距離か車両の仕様でも変わってくるとは思いますがマニュアル車の方がまだまだ多いようです。

実務経験から感じたメリット、デメリットをまとめました。


*マニュアルのメリット、デメリット

・故障が少ない
・修理費用が高額になりにくい
・故障時応急で動かすことができる
・修理時間が短く抑えられる
・運転初心者には難しい
・長時間運転するのが疲れる


*オートマのメリット、デメリット

・運転が楽
・AT限定免許でも乗れる
・故障が重度化しやすい
・修理に時間がかかる
・修理費用が高額になりやすい



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トラックのオートマは乗りにくい?【まとめ】

オートマかマニュアルを選ぶ基準は、車両を使う状況で決めるのが良いのではないのでしょうか。

トラックのオートマは乗りにくく、ギアが入らないこともあります。

しかし、長距離など遠方まで走ることが多い車両に関してはオートマの方が向いている場合もあります。

高速道路を走行することで変速回数も減り、車両にかかる負担も抑えられ故障の発生も少なくなります。

ドライバーの疲労軽減にも役立ちます。

最近のオートマは技術が進歩しておりマニュアルよりもオートマの方が燃費が伸びています。

逆に地場で使う車両にはマニュアル車が向いています。

変速回数が多く地形が一定ではないのでオートマではレスポンスが悪くなり非常に乗りにくいです。

トラックのオートマが乗りにくいと感じる要因の1つです。

オートマとマニュアルそれぞれに特徴があるので状況に合わせて使い分けることが大切です。