犬の虫歯が黒い時の対処法!痛みはある?症状と原因を経験者が解説

愛犬の歯のケアはどんな風にしていますか?

歯磨きタイプのおやつやサプリメント、歯ブラシを使った歯磨きなど、犬の歯の健康を守る方法は色々ありますよね。

でも対策をしているはずなのに、ふと口の中を見てみると虫歯らしき黒いものが見えることも。

こんな時どうする? 痛みはあるの?

うちのワンコも里子で迎えた時に虫歯を経験しました。

犬の虫歯の症状と原因について解説します。

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犬の虫歯が黒い時は歯肉炎の可能性も

抜歯したうちのワンコの奥歯を見せられるまで、私は黒い虫歯に気がつきませんでした。

うちのワンコは1歳半で我が家に来たのですが、それまで歯磨きや歯のケアをしてもらったことがなかったらしく、分厚い歯石が全体にびっしりとこびり付いていたのです。

口臭も息が詰まりそうなくらいひどいものでした。

我が家に来てすぐに動物病院へ連れて行ったのですが、獣医さんはうちのワンコの口の中を見て顔をしかめ、歯肉炎を起こしていることを告げられました。

去勢手術をする時に一緒に歯石除去もやってもらうことになりました。

「ダメになっている歯が2本ありそうだけど、詳しくは歯石を取ってみないと何とも言えないなぁ」と、獣医さんは困った様子でした。

結局、抜歯は1本で済みました。

虫歯になっていたのは大きな奥歯でしたが、初めて見た時、2本抜歯をしたのかと思いました。

うちのワンコの奥歯は真ん中が虫歯で大きくえぐられて黒いかたまりになり、2本の歯に分けられたような形になってしまっていたのです。

犬が虫歯になったらどうする?痛みはあるの?

菌が増殖した黒いかたまりは、飼い主さんが爪でカリカリしても取れるものではなく、動物病院で診てもらう必要があります。

放置すると神経まで浸食が進み、細菌が全身に回り症状が悪化してしまうおそれがあります。

しかし、意外にも飼い主さんはなかなか気づかないことが多いようです。

私も念のための健康診断で全身をチェックしてもらって初めて気づきました。

そして、もし仮に気づいたとしても「どうする? もう少し様子見る?」という感じで病院に行かない飼い主さんがほとんどです。

これはなぜなのでしょうか。

犬は口の中の痛みに強い性質を持つ

すべての動物が同じかどうかはわからないのですが、少なくとも犬とフェレットは口の中の痛みに強い生き物です。

うちのワンコは黒いかたまりができて、その菌で歯を削られてしまうほどのひどい虫歯があったのに、ドライフードを平気で食べていました。

以前飼っていたフェレットも、歯茎に炎症が起きて腫れてしまうほど悪化していたのに、全く気にせずにドライフードをバリバリ食べていました。

口の中に重大な問題が発生しているのに食欲も元気もなくならないので、飼い主さんが気づきにくい、気づいても「元気だから大丈夫かな?」と思ってしまうことになるのです。

犬の虫歯の症状と原因を知って対策しよう

痛みの症状を見せないからと言って、犬が痛みを感じていないわけではありません。

実際に黒い虫歯になっている歯を触ったり押したりすると痛がる様子を見せることもあります。

早めに見つけて治してあげたいですね。

では、虫歯になった犬にはどのような症状があり、その原因はどこにあるのでしょうか。

虫歯がある時に起こりやすい症状

・虫歯がない片側だけで物を噛む
・口臭が強くなる
・口を触ると嫌がる・怒る
・(悪化すると)元気がなくなる・食欲不振など

虫歯になる原因

・歯磨きをしない
・歯石が付きやすいものを多く食べている(ウェットフードやふやかしフードなど)
・間食が多くダラダラ食べてしまう

人間が虫歯になるのと同じで、犬も歯磨きをしなかったり食べカスが口の中に残りやすいものを食べたりすることが原因になります。
歯医者さんに聞くと、虫歯は歯と歯茎の間や歯の間から菌が繁殖し虫歯や歯肉炎を起こすそうです。

歯ブラシを嫌がるなら歯磨きシートで拭いてあげるだけでも予防になります。

毎日ケアしてあげたいですね。

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まとめ

・犬の歯が黒いのは虫歯の可能性が高い
・痛みを感じても犬はそれを見せないことが多く気づきにくい
・虫歯があると口臭や歯石が気になることもあるので注意する
・歯磨きをしない・間食が多いのも虫歯の原因に

狂犬病ワクチンなどの際に、獣医さんに口の中の様子を確認してもらったり、普段から歯磨きを習慣づけたりすることで飼い主さんも異変に気づきやすくなります。

虫歯の痛みを犬が見せるようになったらかなり症状が進行していることになりますので、重症化する前に治すようにしてあげてくださいね。