昭和の日はどうなる?みどりの日はなくなる?を検証!

平成時代が終わって令和時代になり、「昭和の日って何?」という若い人もいるかもしれませんね。

昭和の日というのは、昭和天皇 ( 現在の天皇陛下の祖父に当たります) の誕生日で祝日でした。

現在は「みどりの日」と呼ばれていて、やはり祝日です。

この昭和の日はどうなるのか、みどりの日はなくなるのか? ということは気になりますね。


結果としては、今のところはどちらも特にどうこうするという議論は出ていないようですが、この先どうなるかはわかりません。

では「昭和の日」と「みどりの日」についてみていきましょう。



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昭和の日とは? これからどうなる?

昭和の前の時代、大正の日、とか明治の日とか聞いたことないですよね。

ではどうして昭和の日はあるのでしょうか。

昭和時代というのは、64年も続いた長い時代でした。ただし、昭和64年は1月に入ってから1週間ほどで、平成に変わりました。昭和時代の特徴は、以下の通りです。

  • 第二次世界大戦で敗戦し、全てがゼロからやり直しになった。
  • 昭和30年代後半から始まった経済成長で、日本のGNPはアメリカやイギリス・フランスなどを抜いて世界第2位まで行った。
  • 昭和61年から始まったバブル景気は平成3年まで続き、バブル崩壊後はデフレの30年間を経て現在に至っている。

過去に経験したことのないような経済、生活、文化などが激変した時代を「昭和の日」として残すことで、子供をはじめとして若い世代の人たちに興味を持って歴史を学んでほしい、という願いを込めて作られた祝日だそうです。

昭和天皇の誕生日であった4月29日は、昭和天皇の崩御により「みどりの日」と名前を変えました。

2007年の法改正により、「みどりの日」から「昭和の日」に変わり、みどりの日は4月29日から5月4日へ移動しました。

昭和の日はどうなるのでしょうか。今のところどうなるかはわからないようです。祝日として残ったとしても、名前が変わる可能性はあるかもしれないということです。


みどりの日は今後どうなる?令和でなくなる?

天皇誕生日からみどりの日になりましたが、その理由を知っていますか?

昭和天皇は「植物に造詣が深く、自然をこよなく愛したことから緑にちなんだ名がふさわしい」ということでこの名前になりました。

昭和天皇が防御された後は、現在の上皇陛下の誕生日、12月23日が天皇誕生日となりました。そこで4月29日の祝日をどうするかが議論になりました。

この頃にはもうゴールデンウィークの初日として国民の間に深く定着してしまったこともあり、平日に戻すと影響が大きいという判断がされました。

その結果として、みどりの日は、飛び石連休となっていた5月3日の憲法記念日と5月5日の子どもの日の間の4日に移して祝日として残すことになったそうです。

このみどりの日がなくなるかどうかは、その時になってみないとわからない、というのが答えのようです。



令和になって変わった祝日は?

平成天皇 (現在の上皇陛下)の誕生日は12月23日でしたので、この日は祝日でした。現在の天皇陛下の即位により時代は令和になり、天皇誕生日である2月23日が祝日になりました。

同時に12月23日は2020年より平日に戻りました。



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昭和の日は今後、どうなるの?【まとめ】

いかがでしたでしょうか。昭和の日とみどりの日がちょっと混乱しますね。

昭和という時代が、歴史的に良くも悪くもかなり変化のある時代だったこと、63年と少しという長い期間であったことで、現在は昭和生まれの人が人口の多くを占めていることなどから、「昭和の日」がなくなるとは考えにくいかと思います。

「みどりの日」にしても、昭和天皇が研究されていた植物学にちなんで名付けられたことを考えると、こちらも簡単にはなくならないのではと思います。

変わるとしたら、令和が終わってからではないでしょうか。先のことですので、どんなことがきっかけで名称が変わったり祝日ではなくなったりするかは誰にもわかりません。

少なくとも現時点では、どちらも変える予定はないようです。昭和の初期と終わりでは、何もかもが変わりました。

昔はSF小説で書かれたようなことが、平成に入る頃には現実になっていたり。昭和という時代は、日本史上、とても面白い時代だったのかもしれません。

「昭和の日」には、昭和生まれの方は子供の頃のことを思い出したり、平成生まれの方は昭和時代のことを聞いたり調べたりするのはいかがでしょう。

改めて「日本」という国のことを考える、いい機会かもしれません。