ドアラが食パンで契約更改を行うのはなぜ?そのキッカケと理由とは

中日ドラゴンズの人気キャラクター・ドアラ。

年代関係なくファンから愛され、他球団のファンにも好かれるほどの人気者です。

春季キャンプからチームに帯同し、選手に絡んだり解説者に絡んだりして厳しいプロの世界にホッと一息つける緩さを提供してくれています。

試合前には、多くのファンがカメラを構えてドアラを撮影しようとするなど、選手以上に人気があるのではと感じます。」


そんなドアラですが、ドアラ特有のイベントとして契約更改があります。

毎年、食パンのグラム数で年俸が決まり、シーズンオフの目玉イベントの1つとなっています。

そこで今回は、ドアラがなぜ食パンを使った契約更改を行うようになったのか探ります。



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ドアラの食パン契約更改はなぜ行われる?

ハッキリとした理由は分かりませんが、ドアラが食パンを使った契約更改を行うようになったのは、落合博満GMの影響だと考えられます。

監督として黄金期を創った落合さんが、GMに就任したのが2013年。

野球協約の減額制限いっぱいの25%ダウン提示を受ける選手が続出していた年に、ドアラの契約更改が行われました。

なぜ、突然契約更改が行われたのかは不明ですが、ドアラの主食とされる食パンを使い、思わず笑みがこぼれるような温かいイベントが開催されるようになりました。

落合GMが就任した当初、長年中日を支えた井端弘和選手や中田賢一投手が退団し、GMでもオレ流を披露した落合GM。

コストカットという点では評価できますが、功労者を退団に追いやった印象は悪く、批判の声も多くありました。

そんな状況を和らげるため、食パンを使ったドアラの契約更改イベントが行われるようになったと考えられます。



なぜ食パンで契約更改を行うのか

本物のコアラは食パンを食べないため、なぜドアラの主食が食パンなのか不明ですが、選手同様アップダウンする給料を表現するには、グラム数を使うことが都合が良かったのではと考えられます。

本物の契約更改と同じく、成績によって厳しい査定が行われることで有名で、2016年には出来高契約をつけるなどリアルな食パン査定が行われました。

毎年、600グラムから700グラム前後の食パンでサインするドアラ。

なぜこの基準になったのかも不明ですが、ファンを楽しませるイベントとして十分すぎるほど機能しています。


ドアラ最大の魅力が契約更改に影響?

パオロンやシャオロンといった他のマスコットキャラクターもいる中、ドアラだけが食パンを給料とし、契約更改を行っている状況。

その理由は、ドアラ最大の魅力であるバク転があるためだと考えられます。

本拠地の試合限定で、8回にバク転を行うドアラ。

一塁側ファールゾーンでバク転を行う姿は、ファンの間でも名物となっています。

バク転の成功数で食パンのアップダウンが決まるということにドアラが言及しており、怪我した年や成功率が悪い年はダウン提示を受けている印象があります。

なぜだか分かりませんが、一時期中日スポーツにドアラのバク転が成功したかどうか掲載されている時期がありました。

なぜ、マスコットキャラクターにそこまで注目するのか謎めいていますが、低迷するチームを盛り上げようと、親会社も協力してドアラ人気を高めようとする意図があると感じます。


バク転終了後も食パンでの契約更改が続く

2021年シーズンをもって、バク転を引退することを表明したドアラ。

怪我と戦い、体がもたなくなったことが原因だとされています。

2022年シーズンからは、センター後方で太鼓を叩くパフォーマンスに変更し、球場を盛り上げています。

バク転終了後も変わらず食パン査定は続き、2023年は推定500グラムでサイン。

なぜ、年俸査定のポイントであるバク転を引退した後も契約更改が行われているのかは分かりません。

ただ、パオロンやシャオロンといった他のキャラクターとは桁違いの人気を誇り、他球団の選手やコーチにも愛されているドアラ。

ドアラの食パン査定は、オフの恒例行事としてこれからも続きそうです。




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ドアラは食パンでなぜ契約するの?【まとめ】

今回は、なぜドアラが食パン査定を行うようになったのか探りました。

明確な理由は分かりませんが、落合GMが行ったオレ流査定に対する批判を和らげようとしたことが始まりだと考えています。

なぜ、本物のコアラが食べない食パンが支給されているのかは謎ですが、年俸のアップダウンを現しやすいことが影響していると考えられます。

2021年シーズンで名物のバク転タイムが終了したドアラですが、選手に負けない人気を誇っています。

オフの名物行事の食パン査定。

選手だけでなく、ドアラのオフシーズンにも注目です。