ヒョウモントカゲモドキの寿命平均は?長生きの秘訣も解説!

ペットとして飼われる機会の多いヒョウモントカゲモドキですが、その寿命がどのくらいなのか、意外と知られていません。

一般的に、ヒョウモントカゲモドキの寿命は10~15年程度といわれています。


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

もちろん、これはあくまで一般的な話で、中には17年生きている個体も知られています。

野生下よりも飼育下のほうが長生きになる傾向がありますが、アルビノなど一部のモルフでは若干、寿命が短くなることがあります。

今回は、そんなヒョウモントカゲモドキの寿命についてご紹介します。

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意外と長生き!ヒョウモントカゲモドキを含めた爬虫類

冒頭でも書いたとおり、ヒョウモントカゲモドキの飼育下での寿命はだいたい10~15年程度です。

大きさのわりに、長寿な印象がありますね。

これが哺乳類だと、たとえばハツカネズミはわずか2~3年程度の寿命しかありません。

爬虫類は哺乳類や鳥類にくらべ、全体的に寿命が長い傾向にあります。夜間は体温が下がって代謝が低くなることなどが主な理由です。

ゾウガメやリクガメは長寿動物として有名で、ある種のリクガメは187年も生きた確かな記録があります。

トカゲの仲間の場合でも、夜行性のヤモリの仲間は寿命が長く、地上性のヤモリであるヒョウモントカゲモドキも寿命は長いほう、ということになります。

ちなみに、例外的に寿命が短いのは、カメレオンの仲間で、ラポードカメレオンという種は5ヶ月しか生きません。

これは、生息地の環境にあわせてわざと短く進化した、とされています。

長く付き合えるヒョウモントカゲモドキ

私がヒョウモントカゲモドキを初めて飼ったのは2000年代初頭で、当時はまだ、原産地で採集されたいわゆる「ワイルドもの」と呼ばれる個体が安く売られていました。

ブリーダーが自家繁殖させた個体よりも、現地採集された個体のほうが安い時代でした。

ヒョウモントカゲモドキの原産地はアフガニスタンなど中東アジアで、今は政情不安定でワイルドものの入荷はストップしています。

こうしたワイルドものは、捕まえられるまでに何年生きたのか分からず、寿命もまちまちでした。

今はブリーダーが卵から孵化させた繁殖個体しか流通していないので、ちゃんと飼えば間違いなく10年以上は付き合えるペットになります。

しかも、ヒョウモントカゲモドキは成長にともなって模様や色味、雰囲気が変化するトカゲです。

ベビーとアダルトではまったくと言っていいほど模様が変わりますが、アダルトになってからも、若い個体と老成個体では雰囲気が大きく違います。

そうした変化は、長く飼った人にしかわからない魅力といえるでしょう。長く飼っても持て余すような大きさにはならないこともポイントです。

ちょっとクセのあるモルフ(品種)

ヒョウモントカゲモドキには数多くのモルフがありますが、中には少し育てにくいものもあります。

有名なのは、アルビノ系のモルフです。アルビノは体の黒い色素が極端に減る変異ですが、色彩の変異だけでなく体質的な変異もあるようで、ノーマルモルフと比べるとやや体が弱い印象があります。

もともと、黒目(虹彩)の黒い色もなくなるので視力が弱く明るい環境が苦手で、餌を追うのも得意ではありません。

温度を高くし、必ずピンセットで餌を与えるなど、少し手をかけてやる必要があります。

また、エニグマというモルフには「エニグマシンドローム」と呼ばれる神経障害があり、エニグマと交配したすべてのモルフに発症の可能性があります。

エニグマシンドロームを持つからといって必ず短命に終わるわけではありませんが、ノーマルの個体より負荷が大きいのは事実です。

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ヒョウモントカゲモドキの寿命【まとめ】

いかがでしたか。

今回はヒョウモントカゲモドキの寿命について解説いたしました。

ヒョウモントカゲモドキの平均的な寿命は10~15年程度です。

大きさは手ごろでも長く付き合えるペットで、長く飼うからこそわかる変化などもあります。ぜひ最後まで大切に飼育しましょう。

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