ヘルマンリクガメの寿命はどれ位?長生きさせる秘訣も解説!

カメと言えば長寿な動物です。世界中で長寿の象徴とされており、現在地球上で生きている一番長寿な動物はアルタブラゾウガメで2020年1月現在187歳だそうです。

ヘルマンリクガメの寿命はどのくらいでしょうか。30~50年と言われています。最長だと110年生きたという記録があるようです。


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

小さな体で一世紀以上生きることには魅力を感じますね。

寿命の差が20年ありますが、飼育下だと餌にも困らず長生きするでしょう。いずれにしろ、長い付き合いになるのでしっかり理解して飼育しなければいけません。

自分が歳をとっても一緒に生活することになります。野菜をばくばく食べるリクガメを見ると何歳なのか分からなくなるでしょう。

ヘルマンリクガメはなぜ長寿なの?

爬虫類は代謝が低いため長生きすると言われています。

中でもカメの寿命はとても長く10年単位で生きることができる生き物です。エネルギーの消費が少ないことで長生きします。

トカゲやヘビは素早く動くイメージがありますが普段はじっと固まっています。ペットとして飼っていても、餌の時間か夜中しか動くことはありません。逃げる時や狩りのときだけ素早く動けるので、無駄な体力を消費していないのでしょう。

それに加えカメは餌を食べる際にも素早く動くことがないので、さらに消費を抑えられます。

ゆっくり動くことが長生きの理由ですね。

また、爬虫類は変温動物のため、体温を上げるために体内のエネルギーを使うこともありません。活動低下中は代謝がさらに下がるので、野生下においては冬眠することで長生きすることになる例があります。

飼育下のヘルマンリクガメの寿命はどれくらい?

ヘルマンリクガメの寿命は30~50年と言われています。

野生では餓死、捕食により寿命が尽きる前に亡くなってしまうことが大半ですが、飼育下ではその心配がありません。

それに、飼育下では常に野菜を食べることができ、栄養がたくさん入った専門のフードまで用意されています。温度も管理され一定で、昼夜の寒暖差が激しいなんてことはありません。

飼育下では30年などざらに生きますが、そのためには正しい管理が必要になります。

ヘルマンリクガメは低温にさらされるとあっという間に体調不良に陥り亡くなってしまいます。冬場に低温になってしまい、冷たい空気を吸い込むと咳や鼻水が止まらなくなりとても辛そうです。

長寿というとずぶとくてずさんに扱っていいと思われてしまう方がいます。健康な状態だと長生きすることができるのが長寿ということです。

長寿の秘訣とは!!

長寿の秘訣とは新鮮なえさ、最適な環境、日々の観察です。
これらの3点が揃うことでヘルマンリクガメは健康に長生きすることができます。

新鮮な餌ですが、ヘルマンリクガメ草食なため野菜を用意しなければいけません。喉につまらない大きさに切って用意しましょう。それに加えリクガメフードを与えることで必要な栄養を摂ることができます。

また、ヘルマンリクガメは暖かい環境で生活するリクガメです。飼育ケージの温度は高めに設定し、紫外線のライトを設置します。
また、バスキングライトで強く暑い紫外線を浴びるスポットも必要になります。バスキングライトは消化を助けるためにも使われます。

そして、爬虫類全般に言えますが、彼らは病気を表情に出すことがありません。
低温にさらされると肺炎にかかり、あっさりと命を落としてしまいます。気づかないことで、急に亡くなったと思い込んでしまいます。

それが犬猫以外のエキゾチックアニマルが亡くなった時によくある「昨日までは元気だったのに…」となってしまうことになります。

病気の悪化を防ぐためには早期発見が必要です。

少しでも違和感があれば動物病院に連れていき対処することができます。病気で亡くならずに、一生を全うして生きなければ長寿とは言えません。
いかに健康な生活を保てるかが長寿の秘訣ですね。

ヘルマンリクガメの寿命はどれ位?【まとめ】

ヘルマンリクガメは最低でも30年は一緒に生活することになります。20歳の人が飼育を始めたとしたら50歳になっても一緒です。

結婚して家族が増え、もうすぐおじいちゃんなるかも…というときまでリクガメが一緒にいます。

長生きするペットはほかのペットでは味わえない魅力があります。どんな状況の時も家に居て、安心できる存在です。

なにより最長で110年間生きるリクガメなので、飼育するからには日々の餌やり、温度管理、観察を欠かさず行い長生きさせてあげましょう。

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