蛇の進み方には4種類ある!原理と足がないのに進める理由は?

蛇の進み方の種類には大きく分けて①蛇行運動②直進運動③横ばい運動④アコーディオン運動の4つの種類があります。

原理はそれぞれの進み方によって異なりますが、どの進み方をするヘビも生息地や体の大きさ、樹上棲なのか地上棲なのかなどによって1番効率の良い進み方をするようになっています。

足がない蛇が進むのは一見不思議に見えますが、原理を聞くと納得の出来る進み方です。

今回はそんな蛇の進み方についてご紹介していきます。

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蛇の進み方には4種類あった!

足がなく不思議な進み方をする蛇ですが、その蛇の進み方には実は4種類あったというのはご存知でしょうか?

蛇行運動

体をくねらせて進む、最も有名な進み方です。

この進み方が1番効率が良いようで、世界中のほとんどの蛇が蛇行しながら前に進んでいます。

ちなみに泳ぐときもこの蛇行運動をしながら泳ぎます。

直進運動

お腹側の筋肉を縮めたり伸ばしたりして進む進み方です。

縮めた部分の腹板が地面に引っかかり、支点にして進みます。ニシキヘビなど重さがある蛇だけが使う運動です。

横ばい運動

進行方向に対して横向きに体を置き、まずは上半身を持ち上げて進行方向へ投げ出した後にぐ下半身をひねってひきつけ、飛び跳ねるようにして進みます。

砂漠にすむクサリヘビ科の蛇が柔らかい砂地を進むのに使う進み方です。

アコーディオン運動

体を縮めるように曲げ、尾を支点にして頭を出来るだけ前へ伸ばすことで進みます。

尺取虫などはこの動きで移動します。

蛇では樹などに這い登る時や表面の滑らかな場所で用います。

蛇が進む原理は?足がないのにどうやって進んでいる?

蛇は上で紹介した4つの方法で進むことができます。どの蛇がどの進み方で進むかは、種類や生息地にもよります。

たとえば柔らかい砂地を移動する砂漠に住む蛇は横ばい運動のほうが効率が良いですし、だいたいの蛇が効率が良い蛇行運動で進むことごほとんどです。

足はありませんが、体をくねらせたり鱗やお腹側の腹板と呼ばれる鱗を動かして前に進むようにしています。

木に登る際にはアコーディオン運動か、樹の幹に巻き付いて蛇行運動をしながら上がっていくことで登ることが出来ます。

蛇は移動が早い?足がない理由は?

ゆっくりマイペースに移動するようなイメージの蛇ですが、実は意外と移動は速いです。

普段は確かにまったりと移動していますが、外敵に襲われたり、身の危険が迫ったときには普段の倍以上の速度で移動し、危険を回避します。

これはどの移動方法の蛇にも共通して言えることで、体が大きい蛇でものそのそとはしていますが、逃げるときはとても素早く移動します。

ちなみに蛇には元々足があり、トカゲのような姿だったそうです。

しかし進化の過程で、砂の中や落ち葉の中で過ごしたり移動しやすいように足が退化していったと考えられています。

また、水上や水中を移動しやすいように手足が退化したというせつもあるようです。

どちらの説にしても、進化してより過ごしやすくなるために手足が退化していったというのは間違いなさそうです。

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まとめ

蛇の移動に4つの種類があるのは知らなかった方もおられるのではないでしょうか。

ほとんどの蛇が蛇行運動で動くため、たしかにあまり見慣れない動きです。

しかし足がない蛇の移動方法は不思議ですが、調べてみるととても面白いですよね。

動画サイトなどに蛇の進み方についての動画などが出ているのでぜひともチェックしてみましょう。

ペットスネークとして飼われている蛇はだいたいが蛇行運動の蛇なのでハンドリングをするときにやや苦戦しますが、慣れてくると蛇行する蛇をしっかりと支えることが出来ますので安心してくださいね。

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