成人式に行かない人が急増中？！ 気になる出席率と理由は？

成人式に行かない理由その1…物理的理由

成人式に行きたいけれど、行かない。
それが物理的な理由。

• 仕事、バイト、学校の勉強が忙しい
• 地元から離れたところに住んでいる
• 天候が悪い予報だから

私の友人は美容師。
成人式は当然1番忙しいシーズン。
自分の成人式のために休める状況ではなかったそう。

短大や専門学校なら卒業を控えて論文もあります。
単位の調整などで特別講義を受けることもあるでしょう。

本人が忙しくてどうしても成人式に出席できないなんてことは結構あるもの。

遠方に住んでいて、成人式のために高額な交通費を払うのをためらうこともあるでしょう。
成人式前に、衣装を決めるために帰ることも考えたらかなりの出費。金銭的な理由であきらめざるをえないことも。

成人式に行かない理由その2…精神的理由

そして、成人式に行かない人の特徴としてあげられるのが精神的理由。

• 仲の良い友達が行かない
• 浪人中、または仕事をしていない
• いじめられていた
• めんどくさい
• お金がもったいない
• 嫌いな友人がいる

アンケート調査ではこれらが行かない理由ランキングの上位。

「めんどくさい」が上位だったのは男性。
きゅうくつな格好して式に出て、また着替えて同級生との二次会へ。たしかに、考えただけでもめんどくさくなるかも…。

衣装選び、美容院などの下調べの段階からすでにめんどうだと思う人も。

もちろん、晴れ着を着て式に出るのをとても楽しみにしているもいます。
人の考え方はそれぞれだな〜と感じますね。

女性の行かない理由ランキングの上位は「仲のいい友達が行かない」「嫌いな人がいる」でした。

女性の方が人間関係を重視するということですね。

私が娘を見ていて思うのは、今時の子は1人になるのをほんとに恐れているってこと。
周りが友達とはしゃいでいるのに、自分だけぼっちはたしかにツライ。
仲良しの友人が行かないのなら行きたくないって気持ちもわかります。
私立の小中一貫校に通っていたので、知り合いすらいないなんて人も。

中には1人でも平気な強い人もいるのでしょうが。

でも、いじめられていた苦い記憶から行きたくないって人もいるでしょう。
私はそれを精神的に弱いとは思いません。

今時の子の友達関係はすごく繊細でもろいもの。
取り巻く環境も昔と比べてかなり複雑。

今の大人には理解できないようなこともたくさん経験しています。学校のこと、友達のこと、今の自分の状況…。
行かない選択肢があってもいいのではないでしょうか。

行かないことは親不孝ではない！決めるのは本人

行かないと決めたけれど、人生に1度の晴れ舞台。
大人の仲間入りするための大事な儀式。

そんな成人式に出席しないなんて、親に申し訳ないし親不幸？と思う人もいるかも。

でも、私はそれは親不孝ではないと言いたい。

私の娘は成人式に出席していません。
嫌いな友人がいたというのが理由。

親としての私はそれで納得しました。
当時から娘が悩んでいる姿もみてきたし、相談にもよくのったものです。

成人式は親のためのものじゃない、本人のためのもの。
本人が行きたくないなら、行かなければいいと私は考えたので。
娘は、嫌いな友人がいない2次回には出かけて行きましたが。

私はそういう親ですが、子どもの晴れ姿を見たい親ごさんは多いはず。
せめて写真を撮ってあげてはどうでしょう。

親のためだけでなく、後々の自分のためにも。

成人式に出席できなかった美容師の友人。
母親にどうしてもと言われ、22才の時に振り袖の写真を撮ったそう。

当時は今ほど気軽に写真が撮れる時代じゃありません。
なので、その頃を思い出せる貴重な1枚になったと友人は言います。

やっぱり２０歳の晴れ着って特別なもの。
ここまで育ててくれた、ご両親へのお礼の意味も込めて写真は撮ってほしい。

子どものそんな気持ち1つだって、親は嬉しいものなんです。

成人式に行かない人が急増中？！【まとめ】

出生率が減り、若者の数が年々減ってきているのが現状。
それなのに成人式会場によっては半数が欠席に。

行かない理由は人それぞれ。
物理的な理由、人間関係などの精神的な特徴によるもの…。

成人式に行く、行かないは本人が決めていいんです。

でも２０歳は人生で1度きり。
大人の仲間入りをする記念の年。

その時の自分の特別な1枚をぜひ、スマホじゃない写真として残しておくことをおすすめします。