ぶりの照り焼きがパサパサしない方法とは?美味しく仕上がるひと手間を解説!

ぶりの照り焼き、白米には最高のおかずです!

私は白米が大好きなのですが、好きな魚のおかずの中で上位にくる一品です。

普段の料理では作るのですが、おせちには今まで入れたことはありません。


もし、おせちで出てきたらもったいなく感じてしまいます。

なぜって、白米と一緒に食べたいからです!魚だけで食べるなんてもったいない!
と思うのは私だけでしょうか。

おせちに入れるなら年に一度のおめでたい日のご飯ですから、美味しいぶりの照り焼きを作りたいですよね。

しかし、ぶりの照り焼きってやたらとパサパサしてしまう傾向がありますよね。

今回はぶりの照り焼きがパサパサしないように、美味しく作る方法をご紹介します。



ぶりの照り焼きの意味、由来

鰤という漢字はなぜ魚へんに師なのか、師は年寄りの意味を表し、年をとった魚という意味があります。

また、冬が一番美味しい魚なので師走の魚という意味があるのです。

では、おせちに入るぶりはどのような意味があるのでしょうか。

ぶりは「イナダ」「ハマチ」など成長に応じて異なる名前で呼ばれます。みなさんもどこかで耳にした事があるのではないでしょうか。

そのため「出世魚」とも呼ばれます。出世と出生を運んでくれる縁起の良い魚とされ、お祝い事などの食事によく出される人気の魚です。

おせち料理では照り焼きが一般的ですが、昆布を巻いて昆布巻きにするなど地域や家庭によって様々なメニューに変化して出されます。


パサパサになるのはなぜ?

フワフワの白い身がとても美味しいぶりの照り焼きですが、家庭で作るときに身がパサパサしていまいち…なんていう経験はないでしょうか?

レシピ通りに作っても何故かパサパサしてしまう、その原因はなんでしょうか?


一つ目は「焼き過ぎ」です。

身が厚いため中まで火を通そうとしてしっかり焼いてしまいます。

また、焼いたぶりに調味料を入れ照りが出るまで煮詰めますが、この時間が長過ぎてもパサパサになる原因となってしまいます。


二つ目は「みりんや醤油、砂糖には魚の身をしめる働きがある」ことです。

三つ目は「身に脂がのっていない」ことです。

ぶりは冬が旬の魚なので、天然物は産卵時期である夏場は身に脂がのっていないため焼くとパサパサになってしまいます。



ぶりの照り焼きがパサパサしない方法

固くならない方法として、いつも焼いている時間より少し短めに焼きましょう。固くならない方法として、焼いたら一度取り出すことをおすすめします。

ぶりを取り出し、調味料だけで煮詰めることで調味料による身のひきしめの対策にもなります。煮詰めた調味料を仕上げに入れてぶりに味付けをしましょう。


一般的に私たちが食べているのは背身なので、夏に食べるなら脂がのっている腹身を選んで食べましょう。

養殖物は関係ありませんが、天然物でしたら夏のぶりは産卵時期で痩せているため焼くとパサパサになってしまいます。

冬が一番旬なので、旬の時期に食べるのが美味しくいただけますね。


他には、小麦粉や片栗粉をはたくこと、お湯で少し煮ること、焼く前に振り塩をすることも固くならない方法として効果的です。

お湯で少し煮ると魚の臭みもとれるので一石二鳥です!



ぶりの照り焼きがパサパサしない方法とは?【まとめ】

ぶりの照り焼き、子どもたちがよく食べてくれるのでうちではおせち以外で普段のご飯でもよく作っていましたが、照りは出てるのになぜか食感がパサパサして固くなってしまうんですよね。

美味しく出来る時とそうでない時の差が激しいので、安定して美味しく作る術を身につけたいです。

でも、固くならない方法としてちょっとしたひと手間があると美味しくなるならひと手間かけない手はないですよね。

最近は魚の値段も高くなり昔ほど頻繁に作ってはいませんが、年に一度のおせち料理にはいつもより少し奮発して久しぶりに作ろうかなと思いました。