ぜんざいの餅を焼かないのは少数派？地域差と焼く派・煮る派の意見を比較！

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地域によって違う餅のこだわり

丸餅と角餅の違い

全国的に見ると、日本の中心から東は角餅が多く、西は丸餅が多いようです。

例外として、岐阜県や和歌山県、九州の一部地域では丸餅と角餅両方を食べる地域もあるようです。

お餅は元々丸餅が主流でしたが、江戸時代ごろから運搬に便利であることから角餅が普及してきました。

この変化は江戸から広まったため、日本の東側は角餅が多く伝わり、食文化の中心が京都だった地域は丸餅文化が残っているのではないかと言われています。

焼く派と煮る派の違い

餅を焼くか焼かないかの違いも、実は地域差があるんです。

静岡県、長野県付近より東側と九州は焼く派が多く、西側は煮る派が多いようです。角餅と丸餅の境より少し東側に境目があるようですね。

日本全体で比較すると、焼く派の方が多いようです。



西日本ではお餅の白い色を「城」に例えて「城を焼く」のを避けるために、お餅は焼かないものとする言い伝えもあります。

ぜんざいのお餅は焼く派の意見

ネット上にある「ぜんざいのお餅は焼く派」の意見をまとめてみました。

焦げたところが香ばしくて好き

焼いたお餅は表面がパリッとして、香ばしい香りがふんわり。網目がついたお餅は見た目も食欲をそそりますよね。

甘いぜんざいに、香ばしく焼けたお餅の組み合わせが堪りません。

トースターに入れるだけだから簡単

煮るとお鍋の洗い物が出ますから、焼いた方が手間も洗い物も少なく済みますね。

灯油ストーブの上で焼く人も多いようです。

トースターで焼く際は、3～4分焼いて、少しトースターの中で蒸らすのが美味しく焼くポイントです。網にはりつかないように様子を見ながら焼きましょう。

ぷっくり膨らんだお餅が好きだから

焼き目が割れて白いお餅がぷくーーっと膨らんでくるのは見た目にも楽しいですよね！

綺麗に膨らむように切れ目の入ったお餅も販売されています。それほどお餅が膨らむことを重要視する人が多いということですね！

切り込みの入っていないお餅や、丸餅を焼く時はお醤油を1滴垂らすと、表面のお醤油が焦げてそこから綺麗に膨らみます。

ぜんざいのお餅は焼かない(煮る派)の意見

同様に「ぜんざいのお餅は焼かない(煮る派)」の意見もまとめました。

とろとろに煮た方がぜんざいに良く絡むから

これは焼き餅には無いメリットですね。

柔らかく煮たお餅は、箸で摘まむだけで良く伸びてぜんざいによく絡みます。

焦げが苦手だから焼かない

焦げの香りが良い派と苦手派がいるようです。こればっかりは好みの問題ですね。


「焦げを食べるとガンになるから」という理由を上げている方を見かけました。確かに焦げには極微量ですが発がん性のある物質が含まれています。

しかし「焦げを食べるとガンになる」というのは焦げを毎日大量に摂取し続けた場合の話です。

表面が焦げたお餅を数個食べた程度では影響はありませんから、お餅を焼くか焼かないかは好みで選びましょう。

たくさん一気に加熱したいから

鍋で煮ると、焼いた時のような加熱ムラが出にくいので一度にたくさんのお餅を加熱できます。

4人家族が1人2つ食べるだけで、一気に8個のお餅を加熱しなければいけません。そういった時はお鍋で煮た方が簡単に調理出来ますね。

この他にも「煮た丸餅が可愛いから」という意見もありました。そう言われてみると、もっちりまん丸で小動物みたいにみえてくるかも！？

焼く派でも煮る派でもない！電子レンジ派

お餅を加熱する時は電子レンジという方も多かったです。
加熱方法は以下の通り。


少量のお餅を加熱したい時に丁度いいですね！

筆者も実際にやってみました。仕上がりは煮た時と同じです。水を捨てててその器にぜんざいを入れればいいので、焼いた時のように洗い物も最小限です。

焼く手軽さと煮る柔らかさの良い所取り！

お餅が水から飛び出しているとその部分だけ硬いままなので、お餅が完全に浸るように入れてください。

比較用として水無しで電子レンジで加熱してみましたが、お餅が大きく膨らんでお皿にはりつきました。お皿を洗うのが大変になるので、水は必須です。



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ぜんざいの餅を焼かないのは少数派？【まとめ】

ぜんざいに入れるお餅の地域差と調理法について比較しました。

全国的に見ると焼く派が多いようですが、焼く派にも煮る派にもそれぞれいいところがありますね。

少量のお餅なら電子レンジでも上手く調理できます。手軽にお餅を煮たい時には電子レンジがオススメです。お水に入れて加熱するのを忘れずに！

今までぜんざいのお餅は焼く派だった人も、煮る派だった人も、これを機に違う調理法にチャレンジしてみるのもアリかもしれません。