岡林勇希選手の筋肉増加が飛躍の要因?今後のトレーニング法は?

2023年シーズン、2年連続となるゴールデングラブ賞、ベストナインを受賞した中日ドラゴンズの岡林勇希選手。

ドラゴンズの安打製造機として活躍し、2022年には最多安打のタイトルを獲得するなど、21歳ながらリーグを代表する打者として活躍します。

2年連続最下位に沈んだドラゴンズに光を与えてくれる岡林勇希選手。


2024年以降もチームを引っ張る主力として活躍が期待されています。

そこで今回は、岡林勇希選手がブレークした要因を探るため、筋肉に着目します。



スポンサードリンク


最初の岡林勇希選手の印象

岡林勇希選手は、他の選手に比べて痩せ型で、スリムな体型をしています。

当然、プロ野球選手ということで筋肉は十分に備わっていると思いますが、テレビの画面越しや現地観戦から、岡林勇希選手の筋肉に注目する機会はありません。

しかし、岡林勇希選手がブレークした要因として筋肉、さらに言えば体重増加が挙げられます。

岡林勇希選手がプロ入りした際の体重は74キロ。

ドラフト同期で年齢も同じ石川昂弥選手が93キロでプロ入りしたことを考えると、岡林勇希選手の細さが分かります。

石川昂弥選手は本塁打を量産する長距離砲、岡林勇希選手は安打を量産する安打製造機。

タイプが違う打者とはいえ、入団会見や1年目のプレー姿をみると、細いと感じざるを得ませんでした。

細身の選手でも活躍することはできますが、1軍クラスの速球には力負けすると感じていました。



岡林勇希選手筋肉、体重増加がブレークの要因?

岡林勇希選手がブレークしたのはプロ3年目の2022年シーズン。

前年度は24試合の出場でしたが、一気に142試合にまで数字を伸ばしました。

自身初となる規定打席にも到達し、冒頭で触れたように最多安打のタイトルを獲得しました。

春季キャンプ、オープン戦とアピールを続けた岡林勇希選手ですが、前年度とは違う雰囲気を感じました。

細身であることに変わりはありませんが、以前よりも体格ががっしりと大きくなり、筋肉が増加したことが分かりました。

体重も1・2年目は74キロだったのが、77キロまで増え、数字上でも確かな成果が現れています。

その結果、持ち味の俊足も加わり、二塁打と三塁打を増産。

三塁打はリーグ最多の10本を記録し、長打があることも見せつけました。

プロ入り直後の体格では1軍で通用しないと思いましたが、しっかりと速球を弾き返し続けた岡林勇希選手。

夏場にバテることもなく、1軍を完走できた要因の1つとして筋肉、体重増加が考えられます。

筋肉がなく、細身だと感じた岡林勇希選手がプロ3年目にしてリーグ7位の打率2割9分1厘と好成績を残すとは思ってもいませんでした。

岡林勇希選手塾開催?それとも?

気になるトレーニング方法は明かしていませんが、2023年はナゴヤ球場で孤高トレーニングを行った岡林勇希選手。

エース・大野雄大投手の大文字登り、大島洋平選手率いる大島塾など、中日ドラゴンズ毎年恒例の自主トレーニングが公開されますが、今のところ岡林勇希選手はメディア公開を伴った目立ったトレーニングをしていません。

岡林勇希選手と同じ左の安打製造機で、2000本安打を達成した大島洋平選手に弟子入りする可能性も考えられましたが、特に動きはありません。

かつて中日ドラゴンズOBの山本昌さん、岩瀬仁紀さんなどが通ったことで有名になった鳥取県にあるワールドウィングにも参加していません。

今後、岡林勇希選手主導のトレーニング会が公開されるのか、誰かの弟子になるのかは分かりませんが、細身でもがっしりとした筋肉維持は、安打量産のために不可欠なものになっています。



スポンサードリンク


岡林勇希の筋肉【まとめ】

今回は岡林勇希選手の筋肉、体重増加によって成績が飛躍したことに触れました。

プロ4年目の2023年シーズンは前年度より体重を落とし、75キロだった岡林勇希選手。

同期の石川昂弥選手は100キロと、プロ入り時より7キロ増量しています。

岡林勇希選手は、プロ入り後から比較すると1キロしか増えていません。

それでも、リーグトップに近い成績を2年連続で残し、2023年秋には侍ジャパンに選出されてアジア一に輝きました。

大幅に筋肉と体重増加をするとは思えませんが、2024年シーズンの岡林勇希選手の姿に注目です。