涌井秀章投手の若い頃の姿とは?他にはない独特のスタイルを探る

2023年、中日ドラゴンズにプロ19年目のベテラン・涌井秀章投手が加入しました。

西武、ロッテ、楽天とパ・リーグ3球団を渡り歩いたレジェンド右腕が、キャリア初となるセ・リーグに移籍。

野球ファンなら誰もが知るビッグネームの加入に、ファンは大いに盛り上がりました。


移籍1年目は5勝13敗と大きく負け越しましたが、ベテランらしい精密な制球力と投球術で先発ローテーションの一員として奮闘しました。

ベテランになるまでの過程で磨き上げた技は、プロ野球界トップクラスの実力です。

そこで今回は、涌井秀章投手の若い頃の姿について探っていきます。



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涌井秀章の若い頃は、他の投手とは違った雰囲気

涌井秀章投手は若い頃から他の選手と違い、ベテランの雰囲気を醸し出す孤高のエースという印象がありました。

一般的に若い投手は、球速を武器にした力強い投球を武器にすることが多いです。

溢れるエネルギーを前面に押し出し、怖いもの知らずで攻めていきます。

ドラフト会議間近に注目選手が紹介される時も、必ずといっていいほど投手は球速が注目されます。

涌井秀章投手は技巧派投手というわけではなく、中日に移籍後も150キロ近い球を投じていますが、若い頃から大人の投球をみせていました。

試合展開を読み、打者との力関係を考えたような投球は、同世代の投手の一歩先を歩いている感じでした。



涌井秀章投手は若い頃から投球も姿もベテラン

涌井秀章投手はプロ1年目から1軍で先発登板を果たすと、2年目から5年連続で2ケタ勝利を達成。

2009年には投手としての最高タイトル・沢村賞を受賞し、若い頃から球界を代表するエースとなりました。

ガッチリとした筋肉質の選手が多い時代に、モデルのようなスラっとした細い体型、サラサラとした髪の毛をなびかせる独特のスタイルを築いた涌井秀章投手。

今でも独特のスタイルで、他投手とは違う世界を生きている印象を抱かせる姿を披露しています。

涌井秀章投手は若い頃から、投球術だけでなく、姿もベテランのような雰囲気を醸し出していました。



不死鳥のように蘇る涌井秀章投手

涌井秀章投手の成績をみても、他の投手とは違うことが分かります。

通常、選手は一度きりの全盛期と呼ばれる時代が来て、成績の降下と共に野球界を去ります。

しかし、若い頃から成績を残していた涌井秀章投手は、何度も全盛期がやって来ています。

西武時代、2度の最多勝受賞、上記で述べた沢村賞受賞、5年連続2ケタ勝利達成を1度目の全盛期とします。

そこから抑え投手を経験し、ロッテに移籍後2年目の2015年に再び最多勝を受賞。

16年にも2ケタ勝利を達成し、全盛期がやって来ます。

その後、成績が低下しますが、楽天に移籍した2020年にまたも最多勝を受賞し、不死鳥のように蘇りました。

成績が低迷している時でも推定年俸が1億円を割ることはなく、2010年から2019年までは毎年2億以上の高額な年俸を貰っていたと推定されています。

若い頃から、涌井秀章投手独特のスタイルが評価され続けた証でもあり、何度も全盛期が訪れる不死鳥のような投手であることが分かります。



高校時代から築かれていた涌井秀章投手の投球術

横浜高校時代、ロッテのエースとして活躍した1学年上の成瀬善久投手(ロッテ)と共に、春の甲子園準優勝。

3年夏にも甲子園出場を果たし、同学年のダルビッシュ有投手と並んでプロから高い評価を受けていました。

若い頃から実績と投球術で飛び抜け、37歳となった今でも活躍している涌井秀章投手。

近年、大谷翔平選手や佐々木朗希投手が高校時代から160キロ近い球を次々と投じ、高校球児が球速を伸ばすことに執着しているように感じます。

確かに球速は大切で、若い頃に伸ばす必要があります。

しかし、涌井秀章投手が若い頃から実践しているように、確かな制球力と投球術があれば、140キロ台でも打者を圧倒することができます。

今の高校球児は、若い頃の涌井秀章投手を見習うべきだと考えています。



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涌井秀章投手の若い頃【まとめ】

今回は、若い頃の涌井秀章投手について探りました。

西武、ロッテ、楽天といずれも異なる球団で最多勝を獲得し、プロ2年目から5年連続2ケタ勝利と若い頃から実績を残してきた涌井秀章投手。

活躍の裏にある制球力、投球術は、今の若い選手たちに見習ってほしい部分が多いです。

若い頃から他投手とは投球スタイル、姿格好が違い、独特のスタイルを貫いてきた涌井秀章投手。

37歳になっても推定1億円を稼いでいることが、涌井秀章投手の凄さを物語っています。

いつまで現役を続けるか分かりませんが、引退する時まで独特のスタイルで活躍する涌井秀章投手から目が離せません。