小笠原慎之介投手の球種は何種類?活躍を支える2球種とその魅力

2023年シーズン、自身2度目となる開幕投手を務めた中日ドラゴンズの小笠原慎之介投手。

打線の援護に恵まれず、7勝12敗と負け越してしまいましたが、エース・大野雄大投手が抜けた穴を埋めました。

今や、先発ローテーションに入る左腕の中で、最も安定感がある投手だといえます。

3年連続で規定投球回に到達し、中日にとって欠かすことのできない小笠原慎之介投手。


将来的なメジャー挑戦を希望するなど、リーグを代表する成績を残し続けています。

そこで今回は、小笠原慎之介投手の活躍を支える球種について探っていきます。



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小笠原慎之介投手の球種が活躍を支える

小笠原慎之介投手の球種は、ナックルカーブ、スライダー、チェンジアップ、ツーシーム、シュートの5種類です。

その中でも、小笠原慎之介投手の活躍を支える球種はナックルカーブとチェンジアップです。

小笠原慎之介投手の魅力であり投球の軸となる直球は、最速153キロを計測し、平均でも140キロ中盤を記録しています。

その直球との球速差を生かしたナックルカーブとチェンジアップは、打者にとって厄介な球になっていると考えています。

高校時代、東海大相模高のエースとして夏の甲子園優勝を果たしましたが、その時から威力ある直球との球速差を生かした変化球で打者を打ち取る投球スタイルを確立していました。

近年こそは珍しくありませんが、当初は貴重なパワー系左腕として注目されていました。



ナックルカーブが飛躍の要因

ナックルカーブはカウントを整えるのに、チェンジアップが決め球にと、カウントによって球種を使い分けている印象があります。

小笠原慎之介投手が飛躍したのは2021年シーズン。

プロ6年目で初となる規定投球回に到達しました。

その要因として、ナックルカーブを積極的に投げ始めたことが挙げられます。

それまでの小笠原慎之介投手の投球スタイルといえば、直球とチェンジアップどちらを投じるか分からない腕の振りが特徴的でした。

緩急を生かして打者を困惑させていましたが、試合終盤やその日の調子によって打ち込まれ、安定感がないと感じていました。

しかし、打者の目線を変えるナックルカーブが球種に加わったことで、自慢の直球との球速差を生かしつつ、楽にカウントを整え投球の幅が広がりました。

今の小笠原慎之介投手の活躍があるのは、自信を持って投げられる球種にナックルカーブが加わったことだと考えています。



高校時代から変わらない小笠原慎之介投手の武器

チェンジアップは高校時代から変わらず、140キロ台中盤の直球に対し、120キロ台の魔球のような変化球を投げています。

直球とナックルカーブを織り交ぜて打者を追い込み、直球かチェンジアップか分からない状況で投じるチェンジアップは小笠原慎之介投手の武器です。

カウントを整える際にも投じる時があり、最も信頼を置いている球種だということが分かります。

スライダーやツーシームを投じる時もありますが、他の球種より明らかにチェンジアップを選択する場面が多いです。

小笠原慎之介という1人の投手を語る上で、チェンジアップは絶対に欠かすことのできない球種です。



2球種を生かす最大の魅力

ナックルカーブ、チェンジアップと精度の高い球種がありますが、小笠原慎之介投手最大の魅力は直球です。

力を入れた時は150キロを超え、140キロ中盤より落ちない直球があるからこそ、緩いナックルカーブとチェンジアップが生きてきます。

小笠原慎之介投手の活躍を支える要因の1つとして変化球が挙げられますが、球速が落ちれば全てが崩れます。

自信を持っているナックルカーブ、チェンジアップの2球種に頼り始めた時は、小笠原慎之介投手の投球が苦しいというサインになります。

2024年シーズン以降、小笠原慎之介投手が登板する時に注目するポイントとなります。




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小笠原慎之介選手の球種について【まとめ】

今回は、小笠原慎之介投手の活躍を支える球種について探りました。

小笠原慎之介投手を代表するといってもいいナックルカーブとチェンジアップの2球種。

これらの変化球を制球良く投じることから、近年の活躍があると考えています。

1番の魅力は150キロを超す直球ですが、打者を困惑させ、投球の幅を広げている2球種は魅力的です。

チームに欠かせない存在となり、リーグを代表する左腕として注目されている要因でもあります。

2024年シーズン以降、メジャー挑戦やFA権行使など、オフの話題でも注目を集めそうな小笠原慎之介投手から目が離せません。