伊勢神宮でサンダルはだめなの?服装や靴についてのギモンを解決

日本屈指のパワースポットと呼ばれる伊勢神宮に、人生で一度は観光で訪れてみたいと思う方はいると思います。

せっかく旅行をするならファッションを楽しみたいことでしょう。

場所によって、神社仏閣や自然が対象の観光地では山道や砂利道があったり、長い距離をあるいたりすることもあります。


荷物の関係で、ときにはどのような靴を選ぶか悩むところです。

今回は伊勢神宮ではサンダルはダメなのか。どのような履物がふさわしいのかについて解説します。



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伊勢神宮でサンダルはダメなの?

伊勢神宮ではサンダルはダメなのでしょうか。

どのような履物が適切なのでしょうか。

結論から言うと「自由」です。理由は3つあります。


伊勢神宮の参拝路は平たんな道

険しい山や悪路、階段や長い道のりがある観光地があるのはさることながら、伊勢神宮は平たんで広く歩きやすい道で構成されています。

内宮と外宮は10キロ程度離れていますが、ほとんどの人は車や公共交通機関を利用することでしょう。

ただし、周辺のおかげ横丁や内部の博物館見学など長時間歩きまわることを考えると、サンダルは歩きにくい可能性があります。



ファッションの解釈の問題

ファッションには様々な解釈があります。

サンダルとはかかとのない靴のことを指し、西洋の文化では「正装」とみなされているものではありません。

一方で、日本には古来より「草履」という履物がありました。和装の正装には草履を合わせるのが基本です。

草履とサンダルは見た目がそっくりですが、洋装と和装というカテゴリで持つ意味合いが異なります。

ワードローブの意味合いで、そのサンダルがどのような位置づけにあるか解釈は自由でよいと考えます。




信仰のスタイルは人それぞれ

最近はやりの「押し活」にそれぞれスタイルがあるように、同じ信仰にも人それぞれの関わり方があります。

要人としてフォーマルな位置づけで向かう人もいれば、海外や全国から観光で訪れる、神道以外の信仰を持つライトな関わり方をする人もいます。

信仰は「気持ちの問題」とする人もいれば「形式ばった慣例もしっかり守るべき」ととらえる人もいます。

季節や歩きやすさ、TPOをわきまえた靴や服装を選ぶことがベストでしょう。


注意したいポイント

神社は国の最高神といわれる神様を崇めるための神聖な場所です。

ファッションのキーワードやテーマを決めるとするならば「清潔」「動きやすさ」「敬意」などが挙げられます。

ボロボロで穴が開いている服や、汚れが目立つ服などみすぼらしい恰好で行くことは示しがつかないと考えます。また、底がはがれかけている靴やサンダルなども同様です。


また、洋装であればかかとのある靴を履くと正装である意味を持たせやすくなります。

内宮正殿の4重の垣根の内側で参拝する「御垣内参拝(みかきうちさんぱい)」※要事前申し込みに参拝する方や、フォーマルな行事で参拝の場合は「洋装または和装の正装」(スーツや訪問着)を着用するドレスコードがあります。この場合、サンダルはご法度です。



気軽な旅行にはスニーカーが一番おすすめ

伊勢神宮は平たんな道のりで、道も広く歩きやすい一方で、内宮と外宮やおかげ横丁という観光地や博物館などもあるため、距離が長くなる可能性があります。

御垣内参拝など特段の理由がなければスニーカーを履くことが最も無難でおすすめです。


サンダルは服装や季節によって選択することは自由である一方、長時間の歩行には向かないためおすすめはしません。



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伊勢神宮はサンダルはダメなの?【まとめ】

旅行で伊勢神宮に参拝の際に、かかとのないサンダル履きをするかどうかは個人の自由です。

ただし長距離を歩くことや、お祀りされている「日本の最高神」を敬う意味合いなどを考えると、あまりおすすめはしません。

ただし、和装には草履というものがあり、中にはサンダルとして履ける商品もあります。

外国からの訪問客も多く見受けられ、さまざまな信仰スタイルを持つ人々が訪問するためあまり固く考えないほうがよいとも思われます。

そのときの立ち位置やTPOをわきまえた服装で、神に畏敬の念をもって参拝すれば、どのようなスタイルであっても自由と考えます。