ひなあられを食べる理由や由来は?タイミング等も徹底調査!

ひな祭りと言えばひなあられ。切っても切れない関係と言ってもいいでしょう。

でも、ひなあられを食べる理由、ご存知ですか?

桃の節句にひなあられを食べる理由は、実は厄除けの行動の一つだからです。


ひなあられは、初節句を迎えた赤ちゃんにも与えていいものか、そのタイミングも悩みますよね。

成長の個人差がかなりあるこの時期、1歳以上が目安だそうです。この点についても少し詳しく見てみましょう。

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ひなあられを食べる理由は、お出かけのお供だった?

桃の節句は中国由来の行事で、母子の健康を祝うものでした。

この習慣が日本に伝わり、雛人形を飾る習慣ができたのは、江戸時代の頃からのようです。

当時、桃の節句の時には「雛の国見せ」と呼ばれる行事がありました。

天気が良い日に、雛人形とお菓子を持って山や海、野原などに出かけたようです。

現在の私たちから見ると、雛人形と一緒におやつを持って遠足に行った、という感じでしょうか。

雛人形は厄除けの役割もあったため、そのお礼に雛人形たちに良い景色を見せてあげたい、という感謝の気持ちからのようです。



ひなあられを食べる理由はこれ!

ひなあられと言えば、淡いパステルカラーの可愛い色。春らしい色ですよね。

でも可愛いから、という理由で食べるわけではありません。

色がついている意味や由来はあります。

地域によっては、3色だったり4色だったりするようですね。

3色

赤 : 魔除けとして。「生命」
白 : 雪と大地。「清浄」
緑 : 健康・長寿。「木々」

4色 (四季)  

赤 : 春の桜
緑 : 夏の新緑
黄 : 秋の紅葉
冬 : 冬の雪

ひなあられを食べる理由は、四季を通じて、娘の健康を願うという意味ですね。



ひなあられと菱餅。セットで飾るのはどうして?

雛飾りを見ると、ひなあられと菱餅は一緒に飾られています。

どちらも使われている色が似ています。どうしてどちらかにならなかったのでしょう。


実は、ひなあられは菱餅を食べやすくしたものだからです。
同じ色が使われていても納得ですね。

「雛の国見せ」の時、雛人形の他に菱餅を持っていくのも食べるのも、なかなか大変だったろうと推測できます。

そこで考えられたのが、菱餅を砕いて小さくする方法です。
これなら持ち運びも食べるのも楽にできます。

この、菱餅を砕いたものがひなあられとして残った、という説が有力だそうです。



ひなあられを食べるタイミングってあるの?

待ちに待った初節句。お雛様も飾り、ご馳走もお菓子も準備万端。

ひなあられを食べさせようとした時に、「赤ちゃんて、ひなあられ食べられるの?」と食べるタイミングについて思ったことはありませんか?

一般的には、1歳以上の赤ちゃんなら食べさせてもいいかな、という目安しかなさそうです。

月齢が小さく、離乳食もまだ、ということであれば当然食べられませんが、1歳以上でも発達の仕方は個人差が大きいと言われています。

喉も小さいですし、子供によっては喉に詰まらせたという例もあるそうです。


ひなあられの形状は丸いので、詰まりやすいかもしれません。

食べるにも噛む力がある程度必要なこともあり、赤ちゃんによっては丸呑みしてしまうこともあるとか。

もし、1歳以上のお子さんであったとしても、必ずパパかママが側にいて注意しながら見守ることが、勧められています。

また、タイミングを図ったとしても、砂糖でコーティングされているものですし、アレルゲンとなる、エビ、乳、小麦などが含まれています。


こちらも注意深く見守る必要があります。


1歳以下のお子さんでしたら、赤ちゃん用のおやつ、卵ボーロや蒸したサツマイモなどの方が良いようです。

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ひなあられを食べる理由や由来は?【まとめ】

いかがでしたか?

ひなあられが菱餅のかけらが由来とは驚きでした。

現代では菱餅とひなあられは味も違いますし、作り方も違いますよね。

ひなあられや菱餅は、ひな祭りにおける単なる飾り物の一つと思っていましたが、ちゃんと意味や由来がありました。

このようなことを家族で話しながら一緒にひなあられを食べると、いい思い出にもなるのではないでしょうか。