中日ドラゴンズの経営状態は経営難?2023年の補強からみえた変化を調査!

中日ドラゴンズの親会社である中日新聞社。

(※写真はイメージです)

愛知県の名古屋市に本社を構え、北陸地方にも販売網を持つ中日新聞。

時代の流れなのか、新聞は売れないと言われ、補強が期待外れに終わる度に親会社の経営状態の悪さを指摘されています。



巨人やソフトバンクのように大金を使ってFA市場に乗り出すことはほとんどなく、少ない資金で新外国人選手を獲得することが中心となっています。

経営状態が度々危ぶまれる中日新聞が親会社のままでいいのか。

2023年、中日ドラゴンズにある変化が起きていると考えています。



スポンサードリンク


中日ドラゴンズの経営状態はコロナの制限がなくなり上向きに?

その変化とは、観客の多さです。

2022年、ミスタードラゴンズ・立浪和義氏を監督に迎え、中日ドラゴンズファン待望の体制が整いました。



球場近くのグッズショップには、立浪監督のタオルやユニフォームが数多く並び、歴代の監督とはひと味違った期待の高さを感じていました。

立浪監督就任1年目の2022年は新型コロナの影響が残っていましたが、2年目の2023年は規制がほぼなくなり、コロナ前の球場に戻りつつあります。



根尾昂投手、石川昂弥選手、高橋宏斗投手など、地元出身の有望株が1軍の舞台で活躍し始め、弱くても球場に応援に行きたいと思わせてくれる選手が増えてきました。

グッズショップには入場制限がかかり、肩をぶつけ合いながらグッズを手に取る光景は、ここ数年の中日ドラゴンズにはありませんでした。



立浪監督、地元出身の選手への期待に加え、コロナの制限がなくなってきたことで、多くの中日ドラゴンズファンが球場につめかけ、経営状態も上向いていることが容易に想像することができます。

積極的に補強した2023年の中日ドラゴンズ

証拠として、新外国人選手の補強が挙げられます。

2023年シーズン、中日ドラゴンズは3名の外国人選手を獲得し、戦力を整えました。



そのうちの1人、アキーノ選手には推定で1億6800万の年俸を支払っています。

与田剛氏が監督を務めていた2021年シーズンと比べると、アキーノ選手と同じ外野手のガーバー選手を獲得するのに、推定で5000万の年俸に抑えています。



長距離砲として中日ドラゴンズの主軸を担ってほしいという思いは一緒ですが、金額が倍以上離れています。

また、2023年シーズンの途中には、新外国人投手としてメヒア投手、フェリス投手を獲得。

いずれも推定5000万の年俸で獲得しています。



期待のキューバ出身選手を育成選手として契約し、成績を残し始めたところで年俸をアップさせるというのが中日ドラゴンズの手段の1つでしたが、2023年は異例ともいえる大出資を行った年となりました。



多くの観客が球場に来ていることで、親会社の経営状態が回復している可能性が大いに考えられます。

コロナの制限もなくなり、4年ぶりに観客動員数が200万人を突破したことも、親会社の経営状態が持ち直していると考えることができます。

中日スポーツにも変化?

中日新聞社が発行している中日スポーツにも変化が現れています。

中日スポーツは中日ドラゴンズ情報が満載で、私は2022年3月まで定期購読していました。



家庭で中日新聞も定期購読していますが、中日スポーツの方が中日ドラゴンズに関する情報量が圧倒的に多く、中日ドラゴンズファンとしては欠かせないアイテムの1つとなっていました。

3連戦の先発予想、コラム、2軍情報など、中日ドラゴンズの全てが分かり、様々な視点から情報を得ることができる中日スポーツですが、ここ最近、インターネットに紙面と同じ記事が掲載されるようになりました。



写真が違う時はありますが、朝6時頃にはその日の紙面と同じ記事が掲載され、新聞と同じ満足感を得られるようになりました。

最初の頃はコラムや先発予想など、新聞を購入しなければ読めない記事がありましたが、次第にコラムや2軍情報など中日ドラゴンズに関する全ての情報がインターネットで見られるようになりました。



私は毎月定期購読代を支払っていましたが、インターネット上で誰もが無料で手軽に同じ情報へアクセスできるように変わっていきました。

中日新聞の経営状態が傾いたとは思いませんが、紙面からデジタルへ着実に移行していると肌で感じました。



インターネットという新たな収益源を手にし、経営状態を保っているからこそ、積極的な補強が行える要因の1つとして考えられます。



スポンサードリンク


中日ドラゴンズの経営状態は経営難?2023年の補強からみえた変化を調査!【まとめ】

立浪監督、選手への期待、そして新型コロナの制限がなくなったことで、多くのファンが球場につめかけるようになりました。

実際、前売りチケットを確保する際、与田前監督時代に比べ、3倍はチケットが取りにくくなったと実感しています。



土日の試合は争奪戦、平日の試合でもチケットを確保しにくい試合があります。

中日ドラゴンズの親会社である中日新聞の経営状態が保たれれば、2024年シーズンも積極的に補強に資金を投入することができます。



中日スポーツも変革を遂げ、新たな収益源を確保しているようにみえます。

立浪監督集大成の年。中日新聞社の支援をバックに、一体どのような補強をみせてくれるのでしょうか。