【種類別】イグアナの大きさいろいろ!オスメスの違いやケージのサイズは?

「イグアナ」と聞いて思い浮かべるのはどんなトカゲでしょうか?

海を泳ぎ、日向ぼっこをするガラパゴスウミイグアナ?


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

サボテンをむしゃむしゃ食べるサイイグアナ?

やっぱりペットとしても馴染みのあるグリーンイグアナ?

実はこれらはイグアナのごく一部に過ぎません。爬虫類をよく知らない人からすれば、「これがイグアナ?」と驚くようなトカゲも含まれています。もちろん、大きさも小型種から大型種まで千差万別です。

今回は、あえて「イグアナ」という名前がつかないイグアナの仲間と、その大きさについてご紹介します。

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ツノトカゲの仲間の大きさ

「サバクツノトカゲ」というトカゲがいます。

黒っぽい見た目でトゲトゲしていて、名前の通り砂漠に生息するトカゲです。

奇抜な見た目だけでなく、「緊急時に目から血液を飛ばす」という変わった習性でも有名になりました。

このツノトカゲの仲間、実はイグアナ科です。

小型種として知られ、最大級のコリーマオオツノトカゲでも手のひらサイズです。メスのほうが一回り大きくなります。

奇抜な見た目、手ごろなサイズ感と、魅力いっぱいの種ですが、残念ながら飼育はかなりハードです。

砂漠に暮らす種なので、昼夜の温度差が大事になります。

種にもよりますが、日中のスポット直下は45℃くらい、夜間は25℃くらいまで下げたいところです。これだけ高温のスポットライトを小さなケージで使うと、あっという間にケージ全体がオーバーヒートしてしまいます。

トカゲ自体は小型ですが、最低でも60×45センチ、できれば90センチのケージを使いましょう。

バシリスクの仲間の大きさ

「バシリスク」とはもともと、ヨーロッパの伝承に出てくる空想上の怪物で、ヘビの王とされています。

そんなヘビの王の名を冠したトカゲが、南米に生息しています。

それが、バシリスクの仲間です。グリーンバシリスクやブラウンバシリスク、ノギハラバシリスクなど、数種類が知られています。

大きさはいずれも1メートル以下で、中型トカゲ、といったサイズ感です。オスの方がクレストと呼ばれるトサカが発達し、よりカッコよくなります。

名前はあまり有名ではないかもしれませんが、この仲間はある行動でとても良く知られたトカゲです。

水面を走るトカゲの映像を、見たことがある方も多いのではないでしょうか?

あのトカゲこそ、バシリスクなのです。

バシリスクは普段、川の上に張り出した木の枝でじっとしていて、危険が迫ると川へ飛び込みます。そのまま、数秒間なら水面を走ることができるのです。

それだけ素早く動くことができ、しかもやや神経質な性格なので、ケージ内でパニックを起こせば、ガラス面などにぶつかった衝撃でケガをしてしまいます。

落ち着いていればほとんど動かないので、アダルトサイズでも90センチくらいのケージで飼育できますが、小さな頃から育てて落ち着かせることが大事です。

カメレオンモドキの仲間の大きさ

世の中には、こんな不思議な名前のトカゲもいるのです。

カメレオンに似ているからカメレオンモドキと名づけられたそうですが、私個人としてはこのトカゲの見た目がカメレオンに似ているとはあまり思えません。

マニアックな爬虫類の典型で、爬虫類が好きな人でもカメレオンモドキの存在はあまり知られていないかもしれません。
ポルカスやフトヒゲなど、数種類が輸入されています。

先ほど「カメレオンに似ているとは思えない」と書きましたが、

・左右の目を別々に動かせる
・動きがゆっくり
・体色が変化する

など、細かい部分でカメレオンに似ている要素はあります。でも、それがいいならカメレオンを飼いますよね。

大きさは全長30センチほどと、これまた一般的な中型カメレオンと同じくらいです。動かない分、ケージは多少狭くても大丈夫ですが、60×45センチくらいはあったほうがいいでしょう。

実は飼い方がよくわからないグループでもあります。

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イグアナの大きさ【まとめ】

いかがでしたか。

ここまで、あまりイグアナらしくないイグアナの仲間をご紹介してきました。

大きさも生態も、イグアナは個性に溢れたグループです。

「イグアナの仲間」とひとくくりに紹介しにくいグループともいえますね。

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