恵方巻きはいつから流行った?食べる意味と正しい食べ方も!

節分の日には「鬼は外、福は内」と叫びながら豆を巻くのが一般的。

また、鰯の頭に柊の枝を刺して玄関先に飾るなどの風習もあります。


いずれも立春の日に邪気を祓うための風習ですが、最近では恵方巻きを食べることも風習の1つになってきましたね。

この恵方巻きを食べる行為、いつから流行ったのでしょうか。

スーパーで売られているから。周りがしているから。

と、ただなんとなくこなすのではなく、せっかくなので、節分の日に恵方巻きを食べる意味と、その食べ方について今一度見直しておきましょう!!



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恵方巻きはいつから流行ったのか!?

恵方巻きの起源は諸説あり、歴史的書物にも記されて代々伝わるような「伝統行事」というわけではないので、明確な由来はないようです。

ですが、江戸時代から明治時代に関西地方(主に大阪)で商人達が商売繁盛を祈ったり、人々が無病息災や幸運を祈り、節分のお祝いとして食するものであったという説が有力とされています。

一報で、大阪の海苔屋さんが販売促進のために起こしたイベントではないかという説もあるようですが。

さて、恵方巻きの起源が関西地方の一部の人々で行われていた「太巻きを丸かぶりする風習」だとするのであれば、これが全国的に流行るようになったのはいつからで、どのようなきっかけなのでしょうか。

流行るものには「ウチが元祖だ!」「ウチが本家だ!」「ウチが発祥だ!」と名乗る面々が多く現れるので明確な説はありませんが、きっかけは1980年代後半に広島にあるコンビニエンスストアが「恵方巻き」名付けて節分の日に向けて販売したことだと言われています。

関西地方では元々その年の縁起が良いとされている方角「恵方」にある社寺に参拝するという習慣があるため、当初は「太巻き」と呼ばれていた巻き寿司を「恵方巻き」と名付けたようです。

つまり、恵方巻きは全国的はいつから流行ったのか、というのは、恵方巻きの起源の江戸時代や明治時代ではなく、コンビニエンスストアが展開されるようになった近年だというわけですね。


恵方巻きの食べる意味とは!?

さて、この恵方巻きを食べる意味としては、恵方巻きの起源である通り、商売繁盛・無病息災・幸運を願ってのものです。

そのため、七福神に因んで太巻きの具材には縁起の良い7種類の具材が使われます。
もちろん、最近では食べやすいようにアレンジされたものも多くなりましたが。

という解釈の他にも、そもそも巻き寿司はこんなに太いのは、鬼の金棒に見立てていて、鬼退治という意味だという解釈もあるようです。

どちらの意味にしても、邪気(鬼)を祓い幸運を祈ることに変わりはないので問題ないですね。



恵方巻きの正しい食べ方!!

というわけで、節分の日に恵方巻きを食べることで鬼を退治し幸運を願うことにつながる風習となっていったことはわかりましたが、せっかくなので食べる意味を知った後は正しい食べ方も知っておきましょう。

なんとなく済ませていては、幸運も逃してしまいそうですからね。

恵方巻きの食べ方:恵方を向いて食べる

「恵方」とはその年の縁起の良いとされる方角のことです。

南南東だとか北北西だとか、細かい方角なので、方位磁石や方位磁石アプリなどを活用して方角を探してみましょう。


恵方巻きの食べ方:食べている間は黙る

食べ終わるまで一言も発してはいけません。

全部食べ終わるまで黙って食べなければ、ご利益を得ることができないと言われています。
これが子どもには難しいんですよね・・・

子どもはこぼしたり喉に詰まらせたりなど、何かしらのトラブルを起こす可能性があるので、私は毎回、子どもが無事に食べ終わったことを見届けてから、ひとりで黙々と食べています。

恵方巻きの食べ方:一気に丸かぶりする

食べやすく切り分けたり、一度置いてお口直しに別の物を食べたりしてはいけません。
一本丸ごと一気に食べないとご利益は得られません。

つまり、恵方巻きを食べる時は「恵方を向いて黙々と一気食い!」というわけですね。
お茶の準備を忘れずに(笑)



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恵方巻きはいつから流行った?【まとめ】

今では当たり前のように節分の日のイベントの1つとなった恵方巻き。

いつから流行ったのかと不思議ではありましたが、案外一般的になったのは近年だということを知り、少し驚きました。

美味しくいただきながら幸せを願えるなんて、恵方巻きはなんて素敵なイベントなんでしょう。

次の節分の日が楽しみになってきましたね。