セリーグの球場で心霊現象は起きるのか?幽霊や怖い話などの噂を検証してみた!

突然ですが、皆さんは心霊現象を信じますか?

心霊現象とは、科学的には証明されていない霊的な存在や、超自然的な力が起こることを指します。

これまで多くの名場面を産み出してきたプロ野球の球場でも、心霊現象が起こるという噂はあります。


それは、かつて命を落とした選手やファンの怨念や、球場の立地によるものかもしれません。

実際には心霊現象は誤解や幻覚、錯覚などによって起こると言われていますが、歴史的背景などを踏まえると、あたかも現実なものとして捉える人も多いのでしょうね。

今回は、セリーグの球場における心霊現象の噂、怖い話などについて色々と調べてみました。



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セリーグの球場の心霊現象とは?

セリーグの球場で心霊現象が起きるという噂が多いのは、かつて広島東洋カープの本拠地だった広島市民球場です。

1950年、原爆によって打ちひしがれた広島の街に希望の光をと、日本初の市民球団として広島カープが誕生し、セリーグに所属します。

その広島カープの本拠地として1957年に建設されたのが、広島市民球場です。

中国地方初のナイター設備の整った球場としても注目を集めました。

広島市民球場建設にあたっては、建設地が当初の計画から様々な要因で二転三転し、結局は旧日本軍西部第二部隊営庭跡地にて、ようやく着工されます。

しかしこの場所は原爆ドームや広島平和公園にも近く、さらに球場の左翼あたりは、原爆投下により多くの犠牲者を出した場所でした。

そのため、以前から様々な心霊現象の噂も絶えませんでした。

球場が完成した1957年、前半戦を6つの貯金で折り返し好調だった広島カープでしたが、新球場を使い始めた後半戦からは急に失速し、最終的に負け越します。

広島カープファンの間では「祟りではないか」と噂されるようになりました。

神職からも「霊を慰めるよう神に祈願をしなさい」とアドバイスされ、以後毎年護国神社・厳島神社で参拝が行われるようになりました。

ロッテオリオンズや中日ドラゴンズで主砲として活躍した愛甲猛さんは、「広島市民球場のグラウンドに出た瞬間に、すごい嫌な空気を感じた」と話しています。

これらはあくまで噂や、一種のこじつけにすぎませんが、大変な悲劇が起こった土地であるがゆえに、それらしき力が働くこともあるのではと感じざるを得ません。



球場の近くに有名な心霊スポットがある神宮球場

ヤクルトスワローズの本拠地である神宮球場は、その近くに有名な心霊スポットがあります。

東京都渋谷区にある千駄ヶ谷トンネルは、1964年の東京オリンピックに合わせて開通しました。

JR原宿駅から千駄ヶ谷小学校の前を通り、神宮球場方面へ抜ける道路の途中にある、比較的人通りも多いところです。

しかし、この場所は仙寿院というお寺の墓地の下に位置します。

つまり、墓地の下を掘り起こしてトンネルを作ったと言うことになります。

そのため、数多くの心霊現象が報告されています。

・血まみれの女性が追いかけてくる

・車のフロントガラスに手形がつく

・近隣の音楽スタジオで、謎の声が録音される

など、身震いするような逸話が多く聞かれます。

当然、すぐ近くにある神宮球場でも、「いつも同じ場所に不審な女性を見かける」などという噂が絶えません。

真実はもちろんわかりませんが、都心のど真ん中に位置する球場でも、このような噂が立つことがあるのですね。



球界一霊感の強い落合英二さんは現役時代にも不思議な記録を持つ

中日ドラゴンズで投手として活躍した落合英二さんは、霊感の強さで一躍有名になりました。

落合英二さんの霊感は、どちらかというと良い予言などが多く、優勝する時の球場を「ブルペンが外にある球場で、星野監督が胴上げされるのが見える」とズバリ当てる(神宮球場)こともありました。

他にも、コーチ時代には相手投手の投げる球を予言したり、選んであげたバットで打者がホームランを打つことも多かったようです。

一方で、沖縄キャンプ中に、ホテルの帰りに道端で用を足した川上憲伸選手に「なんかおるぞ」と忠告すると、その後、様々な怪奇現象が川上憲伸選手に降りかかったというエピソードがあります。

落合英二さんの霊感の強さはYoutubeなどで取り上げられるなど、ある種ファンの興味を引いています。

現役時代は1球勝利投手や1球セーブ、1球ホールド、1球敗戦投手など、不思議な珍記録を数多く生み出した落合英二さん。

これらの記録も落合英二さんの不思議な能力を物語るものかもしれませんね。

そう考えると、霊感とは真逆でちょっとほほえましい気さえします。



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セリーグの球場の心霊現象とは?【まとめ】

その他のセリーグの球場でも様々な心霊現象の噂がありますが、どれも真実味に欠けるものとなっています。

もちろん、セリーグだけでなく、パリーグの球場でも同様の噂は絶えません。

球場そのものよりも、かつて戦争や病気などで命を落とした選手・ファンなどの怨霊がグラウンドに現れるというような話が聞かれることが多くありますね。

心霊現象の仕組みは現代科学でも解明されていません。

心理的側面や認知バイアスがかかることも原因とされています。

ただ、球場が抱えるその時代背景や事実などを知ることは、怖い話というよりは、よりその球場に対する愛着が生まれるきっかけになるのかもしれません。

他にも色々なエピソードを聞いてみたいものですね。