ヤクルトスワローズ奥川恭伸投手の現在の怪我の状況は?復帰はいつ頃か?

ヤクルトスワローズの将来のエース候補としてファンの期待も大きい奥川恭伸投手。

(※写真はイメージです)

長期にわたる右肘の怪我によって一軍のマウンドから遠ざかっていますが、現在奥川投手の状況はどうなっているのでしょうか。またファンの誰もが待ちわびる一軍復帰はいつ頃になるのでしょうか。

復活に向け右肘の怪我からリハビリを重ねてきた奥川投手ですが、7月4日の二軍の練習中に左足首を捻挫し、現在のところ一軍復帰にはもう少し時間がかかりそうな状況です。



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甲子園で準優勝しドラフト1位で入団、ヤクルトスワローズの若きエースへ!

奥川投手は2019年、石川県・星稜高校のエースとして甲子園で準優勝を果たしています。当時はヤクルトスワローズでもチームメイトとなった内山壮真捕手とバッテリーを組んでいました。その後、ドラフト1位でヤクルトスワローズに入団します。

かつて甲子園を沸かせた荒木大輔投手や佐藤由規投手が背負ってきた背番号11番を受け継ぐと、1年目の11月10日広島東洋カープ戦にプロ初登板を果たします。2年目には早くも飛躍の年となり、4月に広島東洋カープ戦でプロ初勝利を挙げると、その後は中10日のペースで先発ローテーションの一員として活躍。

最終的にシーズン9勝を挙げ、ヤクルトスワローズのセリーグ優勝に大きく貢献します。その後のクライマックスシリーズや日本シリーズでも大活躍しました。ここまで奥川投手は順調に育ち、近い将来のヤクルトスワローズのエースとして誰もが信じて疑わなかったことでしょう。

右肘の怪我、悩んだ末に手術を回避。復帰を目指しリハビリの日々が続く

翌2022年のシーズンに入り、4月に最初の先発登板を果たした後、右肘の怪我で選手登録を抹消されます。やがて、状態の思わしくない右肘の手術の可能性が報じられました。

奥川投手は、手術を回避し、「保存療法」を続けることで徐々に状態を回復していくというリハビリ方法を選択します。手術に踏み切れば1年以上リハビリが必要となり、翌シーズンまでの復帰は絶望的となること、また手術をしたことで元の状態に完璧に戻る保証はないということが、その理由です。

この判断にはチーム内外やファンから賛否両論の様々な心配な声が寄せられましたが、早期の復帰にかける奥川投手の意気込みの表れでした。

背番号を11から18に変更。復帰後二軍の試合で150kmマーク

2022年、チームはセ・リーグ2連覇を果たしましたが、5月以降奥川投手の登板はありませんでした。長い怪我との戦いの中、2023年から奥川投手は心機一転、背番号を11からエースナンバーである18に変更します。当初はオールスター戦明けからの一軍復帰を目指し、順調にリハビリとトレーニングを重ねます。

そして4月18日、ついに千葉ロッテマリーンズとの二軍戦で385日ぶり復活の先発登板を果たします。この試合は1イニング限定ではあったものの、3者凡退に打ち取り、球速も150km前後をマークするなど驚きの回復を見せました。

その後も登板間隔をあけながら、少しずつイニングを増やしていきます。セ・リーグを連覇していたチームは現在、度重なる選手の不調や怪我などによる離脱が相次いで苦戦を強いられており、奥川投手にかかる復活登板への期待が高まります。

二軍での練習中に左足首を捻挫。復帰は8月以降へとずれ込む

しかし、6月27日の二軍での登板を最後にまたもマウンドから遠ざかることとなります。7月4日の二軍の練習中に転倒、今度は左足首を捻挫してしまいます。大事を取り、現在は全体練習からは離れ、回復に努めています。

復帰は早くても8月以降へずれ込むとの見込みです。しかしヤクルトスワローズの髙津監督は、奥川投手に対しては「無理はさせない」という方針を入団以来ずっと貫いております。

もしかしたら今シーズンはリハビリにあて、秋・春キャンプで状態を見ながら来シーズン中の復帰という構想をすでに描いているのかもしれません。



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ヤクルトスワローズ奥川恭伸投手の現在の怪我の状況は?復帰はいつ頃か?【まとめ】

ヤクルトスワローズに誕生した若きエース奥川投手。その完全復活を待ち望むファンはとても多いです。しかし、これまでも荒木大輔投手、佐藤由規投手など、多くの若きエース候補が怪我に泣かされてきました。生身の肉体から随時150km以上の球を投げ続けることに対する右肘への負担は図りしません。まだ22歳と若い奥川投手。

これから末永くヤクルトスワローズのエースして君臨するため、今は本人もファンも辛抱の時期なのかもしれませんね。若いエースの台頭が待ち遠しい現在のチーム事情ですが、今は焦らずにしっかりと怪我を治し、再び奥川投手の雄姿が神宮球場のマウンドに戻ってくる日を待ち続けていましょう。