明治神宮野球場のキャパはどのくらい?球場へのアクセスや設備についてまとめてみた!

ヤクルトスワローズの本拠地・明治神宮野球場は、東京都新宿区にあります。

古くから大学野球の聖地としても名高い野球場です。

明治神宮野球場は、1926年に竣功して以来、100年近い歴史を歩んできました。

緑の美しい神宮外苑に浮かび上がる、レンガ調の外観はとても趣がありますね。


明治神宮野球場は都心にあり、鉄道で3路線4駅の利用が可能なこともあり、アクセスはとても便利です。

仕事を終えた多くのサラリーマンがビニール傘を片手に球場に向かうシーンも、明治神宮野球場ならではの光景ですね。

その一方で、キャパは30,969人と、プロ野球12球団の本拠地の中でもワースト2位です。

今回は明治神宮野球場のキャパや、アクセス方法などについて紹介します。



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明治神宮宇野球場のキャパ

明治神宮野球場のキャパは他の本拠地球場と比較すると、かなり少ないと言えます。

2023年現在、最も収容人員の多い本拠地は、阪神タイガースの本拠地である阪神甲子園球場で、47,508人です。

一方、明治神宮野球場のキャパは30,969人で、千葉ロッテマリーンの本拠地ZOZOマリンスタジアムに次いでワースト2位となっています。

なお、車椅子席は17席設置されています。

明治神宮野球場完成当初のキャパは29,000人でしたが、必要に応じて拡張を続け、現在の30,969人のキャパとなっています。

ただ、プロ野球の本拠地としては設備面の不具合も多く見受けられます。

傾斜が緩くグラウンドが見えづらい座席・勾配があっても段差が不規則な座席。

これらが混在していて、試合観戦のしやすさに大きな影響が生じます。

最近では、どの座席でもグラウンドが見えやすい設計がされている球場がほとんどです。

その快適な試合観戦は、幅広いファン拡大にも成果としてつながっています。

明治神宮野球場も、時代に合わせた球場作りが求められることとなりそうです。



本塁打の出やすい狭いグラウンドは、投手の絶妙なテクニックが堪能できる!


キャパの少なさはグラウンドの狭さにも表れています。

明治神宮野球場は両翼97.5m、中堅120mと、日本のプロ野球球団の本拠地としてはかなり小さく、本塁打の出やすい球場と言われています。

プロ野球シーズン本塁打記録60本のウラディミール・バレンティン選手、同じく日本出身選手シーズン本塁打記録56本の村上宗隆選手は、いずれも明治神宮野球場を本拠地とするヤクルトスワローズの選手です。

ウラディミール・バレンティン選手の60本目は、右方向へ流し打ち、スタンドぎりぎりに飛び込んだ本塁打でした。

神宮球場ではこのような本塁打がたびたび見られ、投手不利の球場と言われています。

一方で、狭い球場ならではの投手のテクニックが求められ、プロらしい高度な駆け引きが展開されるのも魅力です。

ヤクルトスワローズの大ベテラン石川雅規投手のように、絶妙のコントロールと緩急をうまく織り交ぜた投球術を味わえるのは、狭い球場ならではの醍醐味と言えるでしょう。



3路線4駅利用可能の鉄道が便利。帰宅時の混雑には要注意

明治神宮野球場へのアクセスは鉄道が便利です。

東京メトロ・外苑前駅からは徒歩約5分。

JR総務線・信濃町駅からは徒歩約12分。

同じくJR総武線・千駄ヶ谷駅からは徒歩約15分。

都営大江戸線・国立競技場駅からは徒歩約12分。

3路線4駅が利用可能で、いずれも徒歩圏内です。

最も明治神宮野球場に近いのは東京メトロ・外苑前駅となります。

外苑駅前駅の3番出口から地上に上がり、そのまま道沿いにスタジアム通りを北へ進むと、約5分程度で明治神宮野球場の正面入口に着きます。

途中にはヤクルトスワローズのオフィシャルショップや、秩父宮ラグビー場などもあり、飽きずに歩くことができますね。

ただ、地下鉄である外苑前駅構内は狭く、また交通量の多い道路で歩道も狭いため、試合終了後にはかなり人が密集します。

都心のビジネス街のため通常の仕事帰りの人ともバッティングしてしまうので、球場からの帰宅の際には、時間をずらしたり、他の駅を利用することも検討したいところです。

なお、明治神宮野球場には専用の駐車場がないので、近隣の民営の駐車場を利用することとなります。

ちなみに、近隣の聖徳記念絵画館前の駐車場は約400台収容で、一日1,600円です。





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明治神宮野球場のキャパ【まとめ】


完成から100年近い歴史を刻んできた明治神宮野球場。

ナイターの試合が始まるその時間、夕暮れに照らされる高層ビルをスタンドから眺めるのは格別ですね。

キャパの小さな球場ならではのその特性は、他の近代的な球場とはまた異なる、独特の気分に浸れます。

その明治神宮野球場も老朽化が進み、東京都が打ち出す神宮外苑再開発計画の中で取り壊しと新たな再建計画が検討されています。

風情あるこの球場を後世に残していくか、時代に合わせアップデートするか。

ファンの中でも意見は分かれていることと思います。

いずれにしても、選手の熱いプレーにファンが歓喜する、そのような空間をこれからも見続けられる球場であってほしいですね。

刻んできたその歴史を体感しに、明治神宮野球場に足を運んでみてはいかがでしょうか。