クッキーがサクサクにならないのはなぜ?原因と対策方法を徹底解説!

家庭でも簡単に作れるお菓子といえば、クッキー!一度は作ったことがある方が多いのではないでしょうか?

そんなクッキーによくある失敗が「サクサクにならない」こと!

サクサクにならない原因や、失敗しないための対策をまとめました。


ずばり、サクサクにならない原因は「小麦粉の性質」にあります!

小麦粉に水分を加えて練ることで「グルテン」という成分が形成され、これがクッキーが硬くなる原因になるのです。

硬くならないための対策として、「生地をこねずにサックリ混ぜる」「生地を冷蔵庫で休ませる」「弄りすぎない」この3つのポイントをおさえましょう!




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クッキーがサクサクにならない原因は小麦粉の成分!

クッキーが硬くなってしまう原因は小麦粉に含まれる「グルテン」にあります。

グルテンとは、小麦粉に含まれる粘り気の成分で、これが多いものが強力粉、少ないものが薄力粉です。

パンなどの粘り気が欲しいものには強力粉を使い、クッキーや天ぷらなど粘り気を出したくないものには薄力粉を使います。

このグルテンは小麦粉に水分を加えて練ることで形成されます。パンを作る時に良く捏ねるのはこのグルテンを作りたいからなんです。

反対にクッキーはグルテンがあると硬くなってしまうので、なるべくグルテンを形成しないようにする必要があります。



クッキーをサクサクにするコツ「サックリ混ぜる」

クッキーのレシピには「ゴムベラでサックリ混ぜる」と書いてありますよね。これこそが、クッキーをサクサクにする大切なポイントなのです!

クッキーが硬くなってしまう原因は「グルテンが作られること」です。なので、その対策として生地を捏ねてしまわないように「サックリ混ぜる」のが重要なのです。



この「グルテン形成しないようにサックリ混ぜる」作業を「切り混ぜ」と言います。文字通り、ヘラなどで切るように混ぜます。クッキー以外でもお菓子作りでは良く使われる手法です。

具体的なやり方は以下の通り。

*「切り混ぜ」のやり方
(1)生地にゴムベラを縦に刺し込む。
(2)底から生地を掬ってひっくり返す。
(3)ボウルを回しながら(1)~(2)を細かく繰り返す。



クッキーをサクサクにするコツ「生地を冷蔵庫で休ませる」

レシピにある「冷蔵庫で生地を休ませる」という工程にも、実はクッキーをサクサクにするために重要な意味があるんです。

グルテンは低温によって弾力が弱くなる性質があります。出来てしまったグルテンも冷やして弾力を抑えることによって、クッキーが硬くなりにくくなります。


クッキーをサクサクにするコツ「生地を弄りすぎない」

グルテンは生地を捏ねることで形成されます。

型抜きや成型をする時に生地を触ることでもグルテンが形成されるので、クッキーが硬くなる原因になってしまいます。

型抜きをした後で生地を伸ばし直す時に、ついつい触りすぎてしまわないように気をつけましょう!



それでも硬くなってしまう!生地に触るとき以外の対策!

生地の扱いには気を付けているのにサクサクにならない時は、部屋の温度を気にしてみてください。

室温が高すぎると、グルテンが形成されやすくなるほかに、バターが溶けやすくなります。クッキーを焼く前にバターが柔らかくなり過ぎてしまうと、焼き上がりの食感に影響します。

特に暖房が効いている部屋は要注意!クッキー作る間だけでも暖房を弱くして、少し涼しいくらいの室温で作業しましょう。




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クッキーがサクサクにならない原因と対策は?【まとめ】

クッキーがサクサクにならない原因と対策について解説しました!

クッキーが硬くなってしまう原因は小麦粉の粘り気である「グルテン」です。

グルテンの形成を抑えてクッキーをサクサクに仕上げるために重要なポイントは3つ!「生地をこねずにサックリ混ぜる」「生地を冷蔵庫で休ませる」「弄りすぎない」です。

グルテンは生地を捏ねることで形成されます。クッキーの生地を混ぜるときは捏ねないようにサックリと「切り混ぜ」するようにしましょう。

グルテンは低温で弾力が落ちる性質があります。レシピにある「冷蔵庫で休ませる」という工程はクッキーをサクサクにするために重要なポイントなのです。

生地を弄りすぎてしまうと捏ねた時のようにグルテンが形成されてしまいますから、極力弄らないようにしましょう。

それでも生地が硬くなってしまう時は、室温が高すぎるのかもしれません。クッキーを作る時の室温は少し涼しいくらいがベストです。