ソフトバンクホークスのスローガンについて!歴代を徹底解説!

近年プロ野球では、毎年球団ごとにチームスローガンが発表されます。

スローガンは12球団のシーズンの目標や、カラーを表しています。

各球団、球団としてのメッセージを込めつつ、ファンへの定着を目指して工夫を凝らし、世間へ発信しています。



ソフトバンクホークスでは2011年のスローガンである「ダ」や、2015年では松田のホームランパフォーマンスで盛り上がった「熱男」など、一風変わったスローガンを掲げることが多いです。

ここではソフトバンクホークスとなった2005年からの歴代スローガンを徹底解説していきます。



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ソフトバンクホークスの歴代スローガン


ソフトバンクホークスの歴代スローガンについては以下の通りです。

・2005年 リーグ2位(年間勝率は1位) 「めざせ世界一!」
・2006年 リーグ3位 「めざせ世界一!」
・2007年 リーグ3位 「めざせ世界一!」
・2008年 リーグ6位 「めざせ世界一!」
・2009年 リーグ3位 「フリキレ!!全員、全開、前進ホークス。」
・2010年 リーグ1位 「今年はやらんといかんばい!」 
・2011年 リーグ1位 日本一 「ダ」 
・2012年 リーグ3位 「VV(ブイブイ)」 
・2013年 リーグ4位 「超!ガツガツ行こう!」 
・2014年 リーグ1位 日本一 「俺がやる。」
・2015年 リーグ1位 日本一 「熱男」(アツオ)
・2016年 リーグ2位 「熱男2016」 
・2017年 リーグ1位 日本一 「1(ワン)ダホー!」 
・2018年 リーグ2位 日本一 「もう一頂! 」(もういっちょ) 
・2019年 リーグ2位 日本一 「奪Sh!」(ダッシュ) 
・2020年 リーグ1位 日本一 「S15」(サァイコー!) 
・2021年 リーグ4位 「鷹く!」(たかく) 
・2022年 リーグ2位 「もっと!もっと!もっと!」 

1つずつ見ていきましょう。



*王監督時のスローガン

ソフトバンクホークスと名称が変わり、王貞治監督がチームを率いていた2005-2008年は「めざせ世界一!」というスローガン。

2004年のオフにダイエーからソフトバンクが球団を買収時から、オーナーである孫正義はメジャーリーグとも戦える世界一の球団を目指していました。

その後、不偏不易の「球団理念」となっています。



*秋山監督時のスローガン(2009-2014年)

「フリキレ!!」バットや腕を渾身の力で振り切るという意味だけでなく、一戦一戦の勝負に全力で立ち向かい、栄光をつかむという意味が込められています。

「今年はやらんといかんばい!」今年こそはという強い意志を込め、ファンと選手が共になって突き進んでいこうという意味です。

ひとりひとりの選手達が「やらんといかん」ことを追求し、全力でプレーをすることも意味しています。

「ダ」決意、断定、強い意思を表し、団結の「ダ」という意味が込められています。

2年連続のリーグ優勝、昨季クライマックスファイナルステージで3位のロッテに負け、敗退した悔しさを払拭するため悲願の日本一を目指したシーズンです。

「VV」(ブイブイ)ファンと選手とが一致団結し、リーグ連覇、さらに日本シリーズ連覇を成し遂げるという意味が込められています。

「超!ガツガツ行こう!」選手、ファン、球団、それぞれが自分を超え、限界を超え、挑戦者であり続け、力強く誓い合う言葉として決定しました。

「俺がやる。」個々の選手達が他の誰でもない、俺がやるという責任感を持って準備し、何事にも意欲的に取り組む必死さ、困難を真正面から受け止めて自分自身で突き破る逞しさを象徴したスローガンです。



*工藤監督時のスローガン(2015-2021年)

「熱男」(アツオ)2年連続日本一を目指し、どんな時も決してあきらめず、前向きに、情熱的に突き進む姿勢を表したスローガンとなっています。

松田がホームランパフォーマンスとして使用したことでファンにも浸透しました。

「熱男2016」2年連続日本一を達成した昨季の「熱男」に少し手を加える形となりました。

「1(ワン)ダホー!」1番、日本1、1致団結、1丸、1生懸命の意味から「1」を取り入れ、選手やファンがワクワクするような「ワンダフルなホークス」になるようにという思いが込められています。

「もう一頂! 」(もういっちょ)昨季のスローガン「1(ワン)ダホー!」の1踏まえ、選手もファンも1つになり、もう1回、頂点へ進み続けていこうという意味が込められています。

「奪Sh!(ダッシュ)」もう一度リーグの頂点を奪い返すという思いの「奪」に、球団ロゴの「Sh」を組み合わされた「奪Sh!(ダッシュ!)」。

チームが一丸となってリーグ奪還、日本一へ突き進む姿勢が表現されています。

「S15(サァイコー!)」2020年シーズンは福岡ソフトバンクホークス誕生15周年であり、ソフトバンクホークスの「S」と15周年の「15」をくっつけて「S15(サァイコー!)」となりました。

Sにはスピード、ストロング、スピリットの意味なども込められています。

「鷹く!」(たかく)2021年は日本シリーズ4連覇を果たしましたが、現状に満足することなく、より高いところを目指していきたいという意味が込められています。



*藤本監督時のスローガン(2022年)


「もっと!もっと!もっと!」“自己の成長”のため。”チームの勝利”のため。”ファンの笑顔”のため。

3つの「もっと!」を心に秘め、日本一へ突き進め!という意味が込められています。



ソフトバンクホークス、今季のスローガン「鷹!鷹!鷹!」

藤本監督2年目の今シーズンは鷹!鷹!鷹!というスローガンとなりました。

おう!と明るく元気な掛け声で、全員全力でプレーしよう!しぶとく、粘り強く、勝つことにこだわって戦おう!ファンもチームも、すべての鷹が一丸となって、王者奪還へ立ち向かおう!という意味が込められています。

デザインにもこだわりがあり、右肩上がりになっていることから、チームもスローガンのように右肩上がりで戦っていきたいという思いも込められています。

昨季は最終戦でリーグ優勝を逃す結果に終わり、悔しい1年となり、オフには近藤やオスナを獲得するなど大型補強を行いましたが、今季の成績は71勝69敗3引き分け 勝率.507。

最終的に3位、クライマックスシリーズファーストステージ敗退という結果となりました。



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ソフトバンクホークスのスローガンとは?【まとめ】

ソフトバンクホークスの歴代スローガンから今シーズンのスローガンについて振り返っていきました。

ホークスのスローガンについては、従来、監督・孫正義オーナーの意向を聞いて決定に至ることが多いようです。

工藤監督時のスローガンではヒアリングの段階で工藤監督が発案し、ほぼ独断で決定することも多くありました。

他球団では今年セ・リーグ優勝した阪神タイガースのスローガンは「A.R.E.」(エー・アール・イー)。阪神の監督である岡田監督がオリックスの監督時代から優勝のことをアレと呼んでいたことをヒントにスローガンが決定。

見事、今シーズンリーグ優勝し、日本シリーズではパ・リーグ王者であるオリックスバファローズとの関西対決が注目されています。

ソフトバンクホークスは来季より小久保新監督の新体制となり、スローガンは誰が決定権を持つのでしょうか?

阪神のように大きく盛り上がりファンにも浸透するスローガンで、来シーズンリーグ優勝、日本一を味わいたいですね。