高橋奎二選手がwbcで出た試合の成績は?初めてのwbcでの活躍を紹介!

ヤクルトスワローズの期待の若手サウスポー、高橋奎二選手。

高校卒業とともにプロ入りし、早い段階からその素質を高く評価されていました。

2020年の日本シリーズ第2戦ではプロ初完投・初完封の偉業を成し遂げ、ヤクルトスワローズの日本一に貢献するなど、順調にエースへと成長し続けています。

その高橋奎二ですが、日本シリーズの活躍が認められ、2023年に行われたwbcにおいて初めて日本代表メンバーに選出されました。


wbcでの登板は、1次ラウンドのオーストラリア戦での1試合2イニングのみでしたが、無失点に抑える好投を見せます。

今後も日本を背負って立つ投手となることは間違いありません。

今回は高橋奎二選手のwbcで出た試合での活躍について紹介します。



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高校時代から「古都のライアン」と呼ばれた左腕はドラフト3位でヤクルトへ

高橋奎二選手は龍谷大学付属平安高等学校で3度の甲子園の土を踏みます。

右足を高く上げる独特の投球フォームで注目を集め、「古都のライアン」と呼ばれるようになり、プロからも注目を集めるまでに成長していきます。

そして2015年のドラフト会議でヤクルトスワローズにドラフト3位で指名され、入団します。

プロ入り当初は制球難や怪我などの影響で二軍生活が続きましたが、

2018年シーズン頃から一軍の試合に登板し、徐々にスターの階段を上がり始めます。

2020年は終盤のクライマックスシリーズ・日本シリーズで快投を見せ、ヤクルトスワローズ20年ぶりの日本一に貢献し、優秀選手賞を獲得しました。

高卒入団の選手としては、まずまず順調な成長と言えるでしょうね。



高橋奎二がwbcに出たのは2023年が初めて

高卒でのプロ入りから、少しずつ実力をつけ、花が開き始めたタイミングで、2023年春に開催される第5回wbcの日本代表メンバーに初めて選出されました。

この年の日本代表メンバーには、メジャーリーガーの大谷翔平選手・ダルビッシュ有選手が参加しており、彼らと同じチームでプレーしたことが、高橋奎二選手にとっては大きな財産となりました。

また、日本で活躍する同じ左腕投手の横浜DeNAベイスターズ今永昇太選手や、日本シリーズでも対戦したオリックスバファローズ宮城大弥選手なども同時に選出されていました。

日本を代表する左腕投手と肩を並べられたことは、大きな自信となったのではないでしょうか。

ヤクルトスワローズのチームメイト村上宗隆選手が、大谷翔平選手の打撃練習を見て衝撃的だったと語るように、高橋奎二選手もメジャーリーガーの調整方法や野球への取り組み姿勢などは大きな刺激になったと思われます。

wbc初登板でオーストラリア打線を翻弄。決勝ラウンド進出に貢献

迎えた2023年wbc、高橋奎二選手が出た試合は、東京ドームで行われた1次ラウンド最終戦となったオーストラリア戦です。

先発の山本由伸選手の後を受け、5回から2番手で登板。

オーストラリア代表チーム5番打者のホワイトフィールド選手を150kmの速球で三振に斬ると、このイニングを3者凡退に抑えます。

続く6回は、9番打者のボヤルスキー選手にセンター前安打を打たれますが、その安打1本にとどめ、5回・6回の2イニングを2奪三振・無失点に抑える好投を見せました。

球数はわずか28球、最速は152kmを記録する堂々の投球でした。

試合後は

「緊張感の中で、満員のお客さんの前で投げられたことはいい経験になりましたし、楽しかったです」

と爽やかなコメントを残しています。

この試合は、初回に大谷翔平選手が140mの看板直撃特大ホームランを放ったことが有名ですね。

その後もヌートバー選手や近藤健介選手なども活躍を見せ、オーストラリアを圧倒。

7-1で完勝し、決勝ラウンドへ駒を進めています。

打線の援護もありましたが、高橋奎二選手を含む投手陣がしっかりと与えられた役割を果たし、各イニングを締め、オーストラリア打線につけ入る隙を与えなかったことが大きいですね。

高橋奎二選手にとっては、生涯忘れることのない試合となったのではないでしょうか。



世界一となった後のスランプは、これからの野球人生にとって大きな経験に

高橋奎二選手がwbcで出た試合はこのオーストラリア戦1試合のみとなりましたが、優勝の瞬間までベンチでナインを鼓舞し、見事に世界一を果たした記念すべきメンバーとなりました。

代表メンバー誰一人欠けても成し遂げられなかった世界一だと思います。

その意味では、たった1度の登板だったとしても胸を張って良いでしょうね。

その後、シーズンに入ると、wbcの使用球と日本プロ野球の使用球との違いに戸惑うなど、思ったように活躍はできませんでした。

wbcの燃え尽き症候群との指摘もありますが、プロの世界ではこういった繊細な違和感がプレーに影響を及ぼすものなのでしょうね。

このことも、若い高橋奎二選手にとっては大きな経験となったのではないでしょうか。



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高橋奎二がwbcに出た?【まとめ】

高橋奎二選手のwbcでの活躍と成績を紹介しました。

試合に出たのはわずか1試合2イニングでしたが、その堂々とした投球は世界に強く印象つけられたことでしょう。

また、出た試合だけでなく、日本代表として、現役日本人メジャーリーガーや日本を代表する選手とともに過ごせたことは、高橋奎二選手のこれからの野球人生において必ずプラスとなります。

再び世界の舞台で、高橋奎二選手がマウンドで快速球を投じ、雄叫びを上げるシーンをファンは待ち望んでいます。

日本を代表するサウスポーへと成長を続ける高橋奎二選手に、これからも期待していきましょう。