山田哲人選手のホームランの数は?通算成績やそのホームランの魅力を語ってみた!

リプルスリーを3度記録するなど数々のタイトルを手にし、今では日本を代表する右のスラッガーとなったヤクルトスワローズの山田哲人選手。

山田哲人選手の魅力は攻・走・守3拍子揃った野球センスにあります。

そして、ここぞというときに豪快に放つホームランがとても印象的ですね。


プロ野球選手としては決して大きくはないその体で、華麗にスタンドに放り込むことから、山田哲人選手のホームランはよく「美しい」と表現されます。

山田哲人選手の通算のホームランの数は2022年シーズン終了時点で271本となっています。

今回はヤクルトスワローズ山田哲人選手のホームランの数やその魅力について語ります。



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山田哲人選手のホームラン数は?

入団2年目頃から中距離打者から長距離打者へ成長し、打撃成績が一気に向上

山田哲人選手は2011年のドラフト会議でヤクルトスワローズに1位指名され、入団しました。

入団当初は主に二軍の試合に出場していましたが、2年目の2012年から徐々に一軍での試合出場も増えていきます。

その年の8月、読売ジャイアンツ戦でプロ初ホームランを打ちます。

ただその頃は体の線の細さから、シュアーなバッティングが中心の中距離打者としてのイメージがありました。

2014年頃から、杉村繁打撃コーチの指導もあり打撃力が急激に向上します。

打率.324を記録、日本人の右打者としてはシーズン最多の193安打を記録しました。

そしてホームランの数も急増し、この2014年は29本のホームランを放っています。



数々のタイトルを獲得。持ち前の打撃センスが完全に花開く

2015年、2016年はプロ野球初の2年連続トリプルスリーを達成。

ホームランの数も、2年連続で38本と驚異的に増え、2015年はホームラン王のタイトルも獲得しました。

その後も毎年30本前後のホームランを放ち、日本最強の右のスラッガーと変貌します。

元々備わっていた打撃センスに、本人の地道な努力、そして杉村繁コーチの的確な打撃指導によって一気に花開いたことが良くわかります。

杉村繁コーチも、当初は広角打法の中距離打者を目指し指導してきたようですが、想定以上の成長の速度には驚いていたようです。

2018年にも3度目のトリプルスリーを達成します。

この年もホームランの数は34本を記録するなど、山田哲人選手本人もこの頃には打撃に関して自身に満ち溢れていたのではないでしょうか。



そのスイングスピードによって生み出されるホームランはメジャーリーガーも脱帽

山田哲人選手がホームランを量産できるその理由として、そのスイングスピードがあります。

高校時代から、先輩のT-岡田選手(のちのオリックスバファローズの4番打者)よりも早い154km/hのスイングスピードを誇りました。

山田哲人選手の全盛期に、広島東洋カープで7年間計133本のホームランを放った元メジャーリーガーのブラッド・エルドレッド選手は

「スイングスピードを利用してホームランを打つタイプのパワーヒッター」

「一番の特徴は、コンパクトに打っていく中でバットスピードを産み出せる」

などと評しています。

外国人選手から見ても、山田哲人選手のそのスイングのすごさは強く印象に残るようですね。



ここぞというときの一発は、ファンの心を感動で満たしてくれる

山田哲人選手のホームランは、記録はもちろん記憶に残るホームランとしても印象に残ります。

ヤクルトスワローズが14年ぶりにセリーグ優勝を果たした2015年、山田哲人選手にとって初めて出場した日本シリーズ、福岡ソフトバンクホークス戦。

初戦から2連敗した後、本拠地神宮球場での第3戦で、3打席連続ホームランを放ちます。

この日本シリーズではヤクルトスワローズは1勝4敗で敗退しますが、唯一の勝利を呼び込んだ3本のホームランでした。

さらに、記憶に新しい2021年オリックスバファローズとの日本シリーズ第5戦。

3点リードされ敗色濃厚の8回裏に、値千金の同点スリーランホームランを豪快にスタンドに叩き込みます。

ここ数年はホームラン数も減少気味ではありますが、ここぞというときにファンの溜飲を下げてくれる山田哲人選手のホームランは、ヤクルトスワローズのファンにとっては格別なものです。



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山田哲人選手のホームラン数は?【まとめ】


山田哲人選手のホームランの数や、その美しさについて紹介しました。

ここ数年は怪我などもあって、やや打撃成績が下降していますが、ヤクルトスワローズのキャプテンとして、また、現代のミスタースワローズとして、まだまだ中心選手であることには変わりありません。

村上宗隆選手という稀代のスラッガーとのコンビは、他球団からするとまだまだ驚異のはずです。

これからも、ファンの心を熱くする美しいホームランを量産してくれることを期待し、応援していきましょう。